WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26719

KL-6KL-6

5C210-0000-023-052

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

CLEIA

U/mL

500 未満

111

D007 28

生Ⅰ

2~3日

項目
コード
検査項目

26719

KL-6KL-6

5C210-0000-023-052

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

CLEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/mL

500 未満

111

D007 28

生Ⅰ

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/KL-6
  • 実施料:111
  • 診療報酬区分:D007 28
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

「KL-6」、「SP-A」および「SP-D」のうち、いずれかを併せて実施した場合は、主たるもののみ算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

検査項目解説

臨床的意義

間質性肺炎で血中に上昇するマーカー。Ⅱ型肺胞上皮細胞に由来する糖蛋白。

 KL-6は、同名のモノクローナル抗体により認識されるシアル酸をもつ高分子糖タンパクである。このシアル化糖タンパクは呼吸器系の上皮細胞、とりわけⅡ型肺胞上皮細胞に多量に発現し、肺のCluster分類においてCluster 9(ムチンのMUC1)に分類される抗原の一種であることが明らかになっている。

 肺胞上皮が冒される間質性肺炎の患者では、血清KL-6が健常者や他の呼吸器系疾患よりも著明に高値を示す。このため従来特異的な血清マーカーに乏しかった間質性肺炎や肺線維症に高い診断的有用性が認められている。さらに、活動性の間質性肺炎症例で、非活動性症例に比較して有意に高値を示し、治療開始後も病勢を反映して変動する。

 以上の知見より、血清KL-6の測定は、肺の線維化を特徴とする病変の鑑別や、間質性肺炎の病勢把握を目的に測定される。すなわちKL-6は、
 1. 間質性肺炎と他疾患との鑑別
 2. 間質性肺炎の病勢把握(活動性と非活動性の鑑別)
 3. 間質性肺炎の治療経過観察
に有用な指標と考えられている。

【高値を示す疾患】

過敏性肺炎肺線維症間質性肺炎

関連疾患

J67.9.1:過敏性肺炎 J60-J70:外的因子による肺疾患
J84.1.13:肺線維症 J80-J84:その他の肺疾患
J84.9.1:間質性肺炎 J80-J84:その他の肺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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