WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25950 |
抗デスモグレイン1抗体 (抗Dsg1抗体)anti-desmoglein 1 antibody5G396-0000-023-052 |
遠心
|
01 |
2週 冷蔵 |
CLEIA | U/mL 20.0 未満 |
300 D014 37 免疫 |
2~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
25950 |
抗デスモグレイン1抗体 (抗Dsg1抗体)anti-desmoglein 1 antibody5G396-0000-023-052 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
2週 冷蔵 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/mL 20.0 未満 |
300 D014 37 免疫 |
2~4日 |
備考
項目
- チャート参照:「抗デスモグレイン抗体」と疾患との関連
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗デスモグレイン1抗体
- 実施料:300
- 診療報酬区分:D014 37
- 判断料区分:免疫学的検査
厚生労働省難治性疾患政策研究事業研究班による「天疱瘡診断基準」により、天疱瘡が強く疑われる患者に対し、天疱瘡の鑑別診断または経過観察中の治療効果判定を目的として測定した場合に算定できます。
落葉状天疱瘡の患者に対し、経過観察中の治療効果判定の目的で、「抗デスモグレイン1抗体」と「抗デスモグレイン3抗体」を併せて測定した場合は、主たるもののみ算定できます。
尋常性天疱瘡の患者に対し、経過観察中の治療効果判定の目的で、「抗デスモグレイン1抗体」と「抗デスモグレイン3抗体」を併せて測定した場合は、主たるもののみ算定できます。
チャート

参考文献
横山知明, 他: Mebio 27, (6), 102, 2010.
天谷雅行: 日本臨牀 68, (増刊6), 614, 2010.
検査項目解説
臨床的意義
自己免疫性水疱症である天疱瘡の検査。1と3の2つの型を検査することは病態のタイピングに有用。
自己免疫性水疱症は、表皮のタンパク質に対する自己抗体が産生されることにより、皮膚に水疱やびらんが形成される疾患の総称で、主に天疱瘡と類天疱瘡の二つに大別される。
天疱瘡は、表皮および粘膜上皮の細胞間接着装置であるデスモゾームに存在するデスモグレイン(Dsg)に対するIgGクラスの抗体が認められる疾患で、尋常性天疱瘡(PV)、落葉状天疱瘡(PF)、腫瘍随伴性天疱瘡(PNP)の3つの病型に分類される。
さらに、Dsgには現在1~4のアイソタイプが存在し、そのうち1と3に対する自己抗体が天疱瘡の発症と関連があることが判明しており、いずれも表皮や粘膜のような重層扁平上皮のみに発現している。抗デスモグレイン1,3抗体を測定することは天疱瘡の病型把握に有用である。
なお、類天疱瘡の診断には抗BP180抗体の測定が有用とされている。
【高値を示す疾患】
天疱瘡
関連疾患
L10:天疱瘡 → L10-L14:水疱症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.