WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
45052 |
EWSR1 (22q12転座解析)t(22q12) : EWSR18B524-0000-019-841 8B524-0000-046-841 8B524-0000-099-841 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
項目 コード |
検査項目 |
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45052 |
EWSR1 (22q12転座解析)t(22q12) : EWSR18B524-0000-019-841 8B524-0000-046-841 8B524-0000-099-841 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
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開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
依頼
- 『染色体検査依頼書[血液疾患 染色体検査・その他]』をご利用ください。
検体
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
検体3
- リンパ節(容器番号78)、胸水、腹水、組織、カルノア固定液などの材料(これら以外の材料については、あらかじめ営業担当者にご相談ください)。
「染色体検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]提出検体は冷常温(4~20℃)で保存してください(ただし、肺がんALK、悪性中皮腫CDKN2A(p16)欠失解析は常温)。また、その他の材料でご提出の場合には、記載の所要日数以内にご報告できない場合がありますのでご了承ください。
[お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
「血液疾患染色体検査・その他」中分類共通の特記事項
- [ご参考]「造血器腫瘍の疾患別関連項目(FISH法,PCR法,他)と染色体異常」(チャート参照)を掲載しています。
診療報酬
- 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/FISH法を用いた場合
- 実施料:2553
- 診療報酬区分:D006-5 1
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
患者1人につき1回に限り算定できます。ただし、びまん性大細胞B細胞リンパ腫または多発性骨髄腫の診断の目的で行った場合に、診断の確定までの間に3回まで算定できます。
容器
参考文献
Zucman-Rossij, et al.: PNAS 95, (20), 11786, 1998.
検査項目解説
臨床的意義
ユーイング肉腫にみられる22q12の転座をFISH法により検出する検査である。
ユーイング肉腫(Ewing’s Sarcoma:EWS)は、1921年にEwingによって報告された悪性度の高い小円形細胞肉腫である。20歳未満の若年、特に幼児や学童に多く発生する未分化型の骨悪性腫瘍で、骨盤、大腿骨、上腕骨、腔骨の順で好発し、進行が早く原発性骨腫瘍の約7%を占めるといわれている。
EWSの癌化の分子学的メカニズムは不明な点が多いが、遺伝子学的要因が関与していることは明らかとなっている。
EWSの症例の約85%に、22番染色体長腕(22q12)に座位するEWS遺伝子と、11番染色体長腕(11q24)に座位するFLl1遺伝子による転座が認められる。他にもEWS遺伝子と、ERG(21q22)やETV1(7p22)、FEV(2q33)、ETV4(17q12)等との転座がある。
本検査はEWS遺伝子の分断をFISH法により検出する。転座相手の遺伝子座に関わらず、迅速に解析することが可能なため、EWSの早期診断・早期治療に有用である。
【陽性を示す疾患】
ユーイング肉腫
関連疾患
C41.9.1:ユーイング肉腫 → C40-C41:骨・関節軟骨腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.