WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

30324

CK-MB定量 (CPK-MB定量)creatine kinase-MB

3B015-0000-023-051

血液
2

遠心

血清
0.4

01

02

 

 

CLIA

ng/mL

2.2 以下

90

D007 22

生Ⅰ

2~3日

項目
コード
検査項目

30324

CK-MB定量 (CPK-MB定量)creatine kinase-MB

3B015-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

血清
0.4

01

02

 

 

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

2.2 以下

90

D007 22

生Ⅰ

2~3日

備考

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/CK-MB(蛋白量測定)
  • 実施料:90
  • 診療報酬区分:D007 22
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

CKが高値の場合に由来臓器を調べる検査。脳、骨格筋、心筋由来別にCK-BB、MM、MBに分けられる。

 クレアチンキナーゼ(CK)はクレアチンフォスフォキナーゼ(CPK)ともいわれ、クレアチンリン酸とADPからクレアチンとATPを生成する酵素である。骨格筋、心筋、平滑筋、脳などに多く含まれ、それらの部位が損傷を受けると血中に逸脱する。

 ヒトCKはすべて2量体で臓器特異性があり、骨格筋型(MM)、脳型(BB)、ハイブリッド型(MB、心筋型)の三つのアイソザイムで構成される。通常、血中では大半が骨格筋型のCK-MMであり、CK-BBはほとんど認められず、CK-MBは心筋の障害以外はわずかに検出されるにすぎない。また、異常分画としてミトコンドリア由来のCKや、免疫グロブリン結合型のCKも存在する。これらはアイソザイムのザイモグラムパターン(泳動像)により推測することが可能である。

 MB型は心筋由来であるため、心筋逸脱マーカーとしてCK-MBのタンパク量が測定され、心筋梗塞の診断や発作時のモニタリングによく用いられる。

 血中CKは骨格筋の量を反映するため、総CK活性には性差が認められる。女性は男性よりも低値である。また、筋肉注射、激しい運動、採血時の号泣、カウンターショックなどでも上昇がみられる。また、CKは血球中には含まれていないが、溶血検体の場合は赤血球中のadenylate kinaseによりCKが見かけ上高値となる場合がある。

【高値を示す疾患】

[CK-BB]
ウイルス性髄膜炎悪性腫瘍脳挫傷
[CK-MB]
アルコール性ミオパチー急性心筋梗塞
[CK-MM]
甲状腺機能低下症

【低値を示す疾患】

甲状腺機能亢進症関節リウマチ全身性エリテマトーデスシェーグレン症候群

関連疾患

A87.9.1:ウイルス性髄膜炎 A80-A89:中枢神経系のウイルス感染症
C80.9.7:悪性腫瘍 C76-C80:その他の部位不明腫瘍
S06.2.12:脳挫傷 S00-S09:頭部損傷
G72.1:アルコール性ミオパチー G70-G73:神経筋接合部・筋の疾患
I21.9.5:急性心筋梗塞 I20-I25:虚血性心疾患
E03.9.4:甲状腺機能低下症 E00-E07:甲状腺疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 E00-E07:甲状腺疾患
M06.9.2:関節リウマチ M05-M14:炎症性多発性関節疾患
M32.9.3:全身性エリテマトーデス M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.0.1:シェーグレン症候群 M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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