WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
03655 |
ガバペンチンgabapentin3L215-0000-023-205 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
03655 |
ガバペンチンgabapentin3L215-0000-023-205 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
備考
検体
- EDTA血漿も検査可。
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:ガバペン
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート

容器
検査項目解説
臨床的意義
独自の薬理作用をもつGABA誘導体の一種。てんかんの部分発作に用いられ、体内で代謝を受けないため、腎不全で血中濃度測定が推奨される。
1.作用
ガバペンチンとは分子量171.24、C9H17NO2の構造を有するγ-アミノ酪酸(GABA)の誘導体である。GABAレセプターには結合せず、ベンゾジアゼピンやグルタミンなどのほとんどのレセプターにも作用しない性質を持つ。作用機序は完全に解明されてはいないが、電位依存性カルシウムチャンネルのα2δサブユニットに特異的に結合し、興奮性神経伝達物質が遊離を抑制するとされる(ガバペンチン添付文書より)。従来の抗てんかん薬とは作用機序が異なるため、他の抗けいれん薬で効果がみられなかった症例、特にてんかんの部分発作(二次性全般化発作を含む)に使用される。
健康成人に、200mg、400mg、600mgおよび800mgを空腹時単回投与した際、約3時間で血中濃度がピークに達し、半減期は6~7時間、600および800mgを3回/日、6日間反復経口投与した場合は、2日までに定常状態に達し、半減期の平均はそれぞれ5.38時間と5.87時間であったという。
2.禁忌など
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者には使用しないこと。また、血液透析を受けている者など腎機能低下者では、クレアチニンクリアランス値などをもとに、慎重に用法、用量を調節すること。なお、投与中に自殺念慮、企図発現のリスクがプラセボの約2倍高かったとの報告がある。
3.採血時期
【主に用いられる疾患】
てんかん
【副作用】
複視,傾眠,頭痛
関連疾患
G40.9.2:てんかん → G40-G47:挿間性・発作性疾患
H53.2.1:複視 → H53-H54:視機能の疾患
R40.0:傾眠 → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R51.16:頭痛 → R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.