WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00926 |
遊離サイロキシン (FT4)free thyroxine4B035-0000-023-051 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | ng/dL 0.70~1.48 |
包括124 D008 15 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00926 |
遊離サイロキシン (FT4)free thyroxine4B035-0000-023-051 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/dL 0.70~1.48 |
包括124 D008 15 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
参考
- チャート参照:透析管理料の対象項目です。
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/遊離サイロキシン(FT4)
- 実施料:包括124
- 診療報酬区分:D008 15
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
参考文献
玉井 一, 他: 医学と薬学 42, (4), 609, 1999.
検査項目解説
臨床的意義
甲状腺ホルモンの一種。T4は、ほとんどが蛋白と結合しており活性を持たないが、本検査は生物活性を持つ遊離型を定量。
甲状腺ホルモン(T4、T3)は大部分が結合タンパク(主にTBG)と結合している。サイロキシン(T4)は、遊離型(FT4)の占める割合はおよそ0.02~0.03%である。
遊離型のみ生物活性をもつのでFT4を測定することは重要であるが、以前は測定自体が困難で、主に総サイロキシンが測定されてきた。しかし、抗T4抗体の影響を受けない測定系も開発されたので甲状腺機能検査の主流になっている。
日内変動や食事の影響がほとんどないので特に採血上の制約はない。高値が認められた場合は、甲状腺機能亢進症か亢進を伴わない甲状腺中毒症を鑑別するためにヨード摂取率を検査する。TBG異常もチェックする必要があり、T4、あるいはT3、TBGも測定するのが望ましい。
【高値を示す疾患】
甲状腺機能亢進症,甲状腺中毒症,亜急性甲状腺炎,甲状腺ホルモン不応症
【低値を示す疾患】
視床下部性甲状腺機能低下症,原発性甲状腺機能低下症,甲状腺機能低下症
関連疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 → E00-E07:甲状腺疾患
E05.9.6:甲状腺中毒症 → E00-E07:甲状腺疾患
E06.1.1:亜急性甲状腺炎 → E00-E07:甲状腺疾患
E07.8.7:甲状腺ホルモン不応症 → E00-E07:甲状腺疾患
E03.8.4:視床下部性甲状腺機能低下症 → E00-E07:甲状腺疾患
E03.9.2:原発性甲状腺機能低下症 → E00-E07:甲状腺疾患
E03.9.4:甲状腺機能低下症 → E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.