WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01145

遊離トリヨードサイロニン (FT3)free triiodothyronine

4B015-0000-023-051

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

pg/mL

1.68~3.67

包括124

D008 15

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

01145

遊離トリヨードサイロニン (FT3)free triiodothyronine

4B015-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

pg/mL

1.68~3.67

包括124

D008 15

生Ⅱ

2~3日

備考

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/遊離トリヨードサイロニン(FT3)
  • 実施料:包括124
  • 診療報酬区分:D008 15
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

玉井 一, 他: 医学と薬学 42, (4), 609, 1999.

検査項目解説

臨床的意義

甲状腺ホルモンの一種、T3の遊離型。血中T3の大半はほとんどが蛋白と結合し活性を持たないが、本検査は生物活性を持つ遊離型を定量。

 甲状腺ホルモン(T3、T4)は血中ではほとんどが結合タンパク(主にTBG)と結合している。トリヨードサイロニン(T3)では、遊離型(FT3)は総T3のほぼ0.2~0.3%であり、遊離型のみ生理活性をもつ。また、甲状腺ホルモンの中でT3は最も強い活性がある。

 従来はFT3自体の測定が困難であったが、自己抗体の影響を受けない測定法も開発されている。また、FT3を測定することはTBGの影響を受けないので、TBG異常症患者の甲状腺機能の把握に有用である。

 FT3は日内変動も小さく、食事や運動の影響も受けないので特に採血上の制約はない。甲状腺機能亢進症の治療による寛解例では、一般にFT3はFT4に遅れて正常化するといわれている。一方、病態増悪時には逆になるためこれらの測定は病状把握に有用である。

【高値を示す疾患】

[FT3高値:FT4高値の場合]
甲状腺機能亢進症甲状腺ホルモン不応症

【低値を示す疾患】

甲状腺機能低下症

関連疾患

E05.9.5:甲状腺機能亢進症 E00-E07:甲状腺疾患
E07.8.7:甲状腺ホルモン不応症 E00-E07:甲状腺疾患
E03.9.4:甲状腺機能低下症 E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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