WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
04789 |
副甲状腺ホルモン関連蛋白intact (PTHrP-intact)parathyroid hormone-related protein, intact4C034-0000-022-006 |
冷遠
|
08 ↓
02 |
4カ月 凍 |
IRMA(ビーズ固相法) | pmol/L 1.1 未満 |
包括189 D008 38 生Ⅱ |
5~7日 |
項目 コード |
検査項目 |
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04789 |
副甲状腺ホルモン関連蛋白intact (PTHrP-intact)parathyroid hormone-related protein, intact4C034-0000-022-006 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
冷遠
|
08 ↓
02 |
4カ月 凍 |
IRMA(ビーズ固相法) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
pmol/L 1.1 未満 |
包括189 D008 38 生Ⅱ |
5~7日 |
備考
検体
- 血清は検査不可。
- 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
容器
- 専用容器(EDTA・アプロチニン入り)はあらかじめご依頼ください。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)
- 実施料:包括189
- 診療報酬区分:D008 38
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
「副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)」として、高カルシウム血症の鑑別並びに悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症に対する治療効果の判定のために測定した場合のみ算定できます。
容器
参考文献
福本誠二, 他: ホルモンと臨床 40, 1309, 1992.
検査項目解説
臨床的意義
悪性腫瘍が産生し、高カルシウム血症をもたらす蛋白質。
副甲状腺ホルモン関連蛋白(Parathyroid hormone-related Peptide:PTH-rP)は141個のアミノ酸からなり、PTH(副甲状腺ホルモン)様作用により高カルシウム血症をもたらすタンパク質である。
高カルシウム血症の原因には、一般に原発性副甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍による高カルシウム血症(Humoral hypercalcemia of malignancy:HHM)によるものが知られている。HHMの原因物質として、腫瘍組織によるPTH-rPの分泌亢進が高率に関与している。HHMをもたらす疾患として成人T細胞性白血病(ATL)が知られている。
高カルシウム血症を正確に判断するためには補正カルシウム値を求める。これは悪性腫瘍患者では低アルブミン血症を起こすことがあり、血清カルシウム値が見かけ上低めに出ることがあるためで、血清アルブミン値が4g/dL以下の場合は、補正カルシウム値=測定カルシウム値+(4-アルブミン値)によって評価する。
【高値を示す疾患】
高カルシウム血症
関連疾患
E83.5.5:高カルシウム血症 → E70-E90:代謝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.