WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
02996 |
コルチゾール 〈血漿〉cortisol4D040-0000-022-051 |
遠心
|
14 ↓
02 |
12週 冷蔵 |
CLIA | μg/dL 3.7~19.4 |
包括124 D008 15 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
02996 |
コルチゾール 〈血漿〉cortisol4D040-0000-022-051 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
14 ↓
02 |
12週 冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/dL 3.7~19.4 |
包括124 D008 15 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
検体
- 血清も検査可。
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/コルチゾール
- 実施料:包括124
- 診療報酬区分:D008 15
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
容器
検査項目解説
臨床的意義
ACTHにより調節され、主に副腎皮質束状層から分泌される糖質コルチコイド。過剰でクッシング症候群、不足でアジソン病を起こす。
コルチゾールは副腎皮質束状層から分泌される分子量362.5の代表的な糖質コルチコイドで、血中では90%以上がコルチコステロイド結合蛋白(CBG)と結合して存在している。通常の一日分泌量は20mg程度であるが、ストレス下では数倍に上昇する。肝でグルクロン酸抱合を受けたコルチゾールは腎から排泄されるが、一部は未代謝体としてそのまま尿中に排泄される。
コルチゾールの分泌は、ACTHによりコントロールされているため早朝に高く、夕方に低いという日内リズムをもつ。ストレスで敏感に変動するため十分な安静ののちに採血するのが望ましい。
副腎皮質機能低下症やクッシング症候群の診断には、コルチゾール分泌刺激試験としてCRH試験やインスリン低血糖試験などの負荷試験が用いられる。続発性、原発性副腎皮質機能低下症の鑑別にはACTH負荷試験を行い、前者ではコルチゾール分泌の増加をみるが後者ではみられない。妊娠ではCBG増加により高値となり、また、各種副腎皮質ホルモン剤の投与で高値となることがあるので病歴を十分に聴取すべきである。
【高値を示す疾患】
クッシング病
【低値を示す疾患】
アジソン病
関連疾患
E24.0.4:クッシング病 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E27.1.1:アジソン病 → E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.