WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12644 |
コルチゾール 〈尿〉cortisol, unconjugated4D045-0000-004-051 |
|
25 |
冷蔵 |
CLIA | μg/day 5.5~66.7 |
包括124 D008 15 生Ⅱ |
2~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
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12644 |
コルチゾール 〈尿〉cortisol, unconjugated4D045-0000-004-051 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
25 |
冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/day 5.5~66.7 |
包括124 D008 15 生Ⅱ |
2~4日 |
備考
項目
- 非抱合型コルチゾールを測定します。
検体
- 蓄尿時は冷暗所に保管してください。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/コルチゾール
- 実施料:包括124
- 診療報酬区分:D008 15
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
参考文献
関口昌江,他: 医学と薬学 69, (6), 985, 2013.
検査項目解説
臨床的意義
血中コルチゾールの欠点である日内変動を補う検査。一日トルエン蓄尿して尿中排泄量を定量する。
通常コルチゾールは血中では90%以上がコルチコステロイド結合蛋白と結合しており、ほとんどが肝と腎でグルクロン酸抱合体となって尿中に排泄されるが、一部未代謝物として血中遊離型コルチゾールがそのまま排泄される。
血中コルチゾールは下垂体前葉ホルモンであるACTHの支配を受け、ストレスなどの影響により変動しやすい。尿中コルチゾールもACTHと同様、夜間に低く、早朝に高値になる日内リズムがあるが、一日蓄尿を行うことにより安定した結果を得ることができる。
クッシング病やクッシング症候群では血中コルチゾールの日内変動が消失するが、尿中遊離コルチゾール値は平均的血中濃度の増加を反映して有意に増加する。また、8mgデキサメサゾン抑制試験において、下垂体腺腫では負荷前に比べ70%以上の減少率を示し過大な抑制がみられるが、副腎癌では抑制が認められない。
妊婦では、妊娠21~40週において有意な高値を示すが、胎盤から分泌されるACTH様活性物質の関与によるものと考えられている。
【高値を示す疾患】
クッシング病,異所性ACTH産生腫瘍,クッシング症候群
【低値を示す疾患】
ACTH単独欠損症,アジソン病
関連疾患
E24.0.4:クッシング病 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E24.3.1:異所性ACTH産生腫瘍 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E24.9.1:クッシング症候群 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E23.0.1:ACTH単独欠損症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E27.1.1:アジソン病 → E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.