WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 最低希釈倍率 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00351 |
ムンプス 《NT》mumps virus5F432-1430-023-151 5F432-1430-041-151 |
遠心
または
|
01
02 |
冷蔵
冷蔵 |
NT | 血清 4 倍 |
79 D012 11 免疫 |
10~15日 |
項目 コード |
検査項目 |
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00351 |
ムンプス 《NT》mumps virus5F432-1430-023-151 5F432-1430-041-151 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
または
|
01
02 |
冷蔵
冷蔵 |
NT |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
血清 4 倍 |
79 D012 11 免疫 |
10~15日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:感染症免疫学的検査/ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(1項目当たり)
- 実施料:79
- 診療報酬区分:D012 11
- 判断料区分:免疫学的検査
治療上必要な場合に行うものとし、同一検体で同一ウイルスに対する複数の測定方法を実施した場合は、所定点数のみ算定できます。
容器
検査項目解説
臨床的意義
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の原因ウイルス。感染早期ではCF法、特異性ではNT法が有用。
ムンプスウイルスは流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の原因となるウイルスである。
飛沫感染で、主に唾液腺で増殖し、2~3週間の潜伏期ののち、耳下腺の腫脹が認められる。自然界ではヒト以外の宿主には感染しない。
ムンプスウイルス感染による重篤な合併症としてムンプス性難聴が知られており、頻度は高くないが治療に抵抗性で高度な聴覚障害を残すことがある。他に膵臓炎、心筋炎、精巣炎などを合併することがあり、精巣炎は男性不妊症の原因にもなる。また、無菌性髄膜炎の起因ウイルスとしても知られている。感染部位においてウイルスを分離し証明すれば確定診断につながるが、抗体検査においてはパラインフルエンザとの交差反応が認められることがある。
一般にCF法とHI法が多く用いられるが、CF抗体の方がわずかではあるが早期に陽性となることが多い。NT法は日数もかかり、煩雑であるが、特異性が高く最も確実である。
【陽性を示す疾患】
ムンプス,ムンプス精巣炎,ムンプス髄膜炎,ムンプス脳炎,ムンプス膵炎,流行性耳下腺炎
関連疾患
B26:ムンプス → B25-B34:その他のウイルス性疾患
B26.0.1:ムンプス精巣炎 → B25-B34:その他のウイルス性疾患
B26.1.1:ムンプス髄膜炎 → B25-B34:その他のウイルス性疾患
B26.2.2:ムンプス脳炎 → B25-B34:その他のウイルス性疾患
B26.3.1:ムンプス膵炎 → B25-B34:その他のウイルス性疾患
B26.9.2:流行性耳下腺炎 → B25-B34:その他のウイルス性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.