WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
04216 |
クラミジア・トラコーマチス抗体 IgA&IgGChlamydia trachomatis antibody-IgG & IgA5E020-0000-023-023 |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
EIA | 陰性(-) |
200 D012 40 免疫 |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
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04216 |
クラミジア・トラコーマチス抗体 IgA&IgGChlamydia trachomatis antibody-IgG & IgA5E020-0000-023-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陰性(-) |
200 D012 40 免疫 |
3~5日 |
備考
基準
- 判定保留0.900~1.099
陽性1.100 以上
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:感染症免疫学的検査/グロブリンクラス別クラミジア・トラコマチス抗体
- 実施料:200
- 診療報酬区分:D012 40
- 判断料区分:免疫学的検査
「クラミジア・トラコマチス抗原定性」の検出不能または検体採取の困難な疾患(骨盤内感染症、卵管炎、副睾丸炎、新生児・乳児肺炎等)の診断に際し実施した場合に算定できます。
参考文献
梶原祥子, 他: 医学と薬学 37, 711, 1997.
検査項目解説
臨床的意義
STDの主要な病原体であるC.trachomatisの抗体検査。特異性が高くIgAは感染性・活動性、IgGは感染の既往の指標。
クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)感染症は性行為感染症(STD)の主要なものの一つで、尿路感染症や不妊症の原因となる。最近ではSTDや非淋菌性尿道炎の半数以上がクラミジア感染症という報告もある。
検査法には患部から擦過検体あるいは尿を採取する抗原系の検査と、血清中の免疫抗体を測定する抗体検査がある。本検査ではクラミジア・トラコマティス特異的なIgG、IgA抗体を測定する。検査材料に血清を用いる事で擦過検体を主に用いる抗原検査と比較し検体採取が容易であるという利点がある。また、抗原検査にみられる検体の採取部位や採取方法によりバラツキの出る可能性も少ない。
一般的なウイルスなどの感染症では、感染初期にIgM抗体が認められ早期感染が証明されるが、クラミジア感染症では症状が顕著でないため、時期的にIgM抗体の検出の機会を逃す場合が多い。さらに、クラミジア感染症は増殖が活発な時期と一致してIgA抗体が認められることから、活動や感染性の指標としてはIgA抗体の測定が用いられる。また、IgA抗体が陰性化するまで治療を行なう場合も多い。一方、IgG抗体価により感染の既往を診断することも可能である。
本抗体検査は精製クラミジア外膜抗原を用いているため、非特異的反応は比較的少ないが交差性試験ではC.psittaciで約25%、
C. pneumoniaeでは約3%の交差が認められるとされる。
【陽性を示す疾患】
クラミジア感染症
関連疾患
A74.9.1:クラミジア感染症 → A70-A74:クラミジア感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.