WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
04004 |
淋菌核酸同定 《TaqManPCR法》genetic detection, Neisseria gonorrhoeae6B610-0000-001-862 6B610-0000-085-862 |
または
|
指定容器
86
指定容器
85 |
1年 冷蔵
1年 冷蔵 |
ロシュ・リアルタイムPCR法 | 検出せず |
204 D023 3 微生 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
04004 |
淋菌核酸同定 《TaqManPCR法》genetic detection, Neisseria gonorrhoeae6B610-0000-001-862 6B610-0000-085-862 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
または
|
指定容器
86
指定容器
85 |
1年 冷蔵
1年 冷蔵 |
ロシュ・リアルタイムPCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
検出せず |
204 D023 3 微生 |
2~3日 |
備考
項目
- チャート参照:クラミジア・トラコーマチス核酸同定/淋菌核酸同定検査の留意点《TaqManPCR法》
検体2
- 咽頭材料も検査可。
容器
- 専用容器は、あらかじめご依頼ください。
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:微生物核酸同定・定量検査/淋菌核酸検出
- 実施料:204
- 診療報酬区分:D023 3
- 判断料区分:微生物学的検査
泌尿器・生殖器または咽頭からの検体(尿検体を含む)により実施した場合に限り算定できます。
「淋菌核酸検出」、「淋菌抗原定性」と「細菌培養同定検査」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定できます。
チャート

容器
参考文献
熊本悦明, 他: 医学と薬学 66, (6), 1007, 2011.
検査項目解説
臨床的意義
一般の細菌培養では検出が難しい淋菌を、DNAを用いたPCR法で迅速に検出・同定する検査。
淋菌は、今日わが国の性行為感染症(STD)の主要な起因菌の一つである。
淋菌感染症は、自覚症状を欠く不顕性感染のまま長期に経過することも多く、患者のパートナーや新生児への二次感染の原因となる。さらに、慢性感染により男子では副睾丸炎や前立腺炎、女子で卵管炎・骨盤腔内炎、不妊症に至る例も報告されている。したがって、淋菌感染症の的確な診断は、二次感染や病態の進行防止のうえで極めて重要である。
従来、淋菌の同定にはグラム染色や培養法が行われてきた。しかし、淋菌は低温にはきわめて弱い上、体外では死滅しやすいため、通常の細菌と比較して検出が困難であった。このため過去には偽陰性となった検体も多かったものと推定される。
本検査は、淋菌に特異的な遺伝子をPCR法を用いて、尿(初尿の方が検出率が高い)または患部のぬぐい液から直接検出し、同定するものである。本法は同様の遺伝子検出法であるDNAプロープ法よりも高感度かつ特異性が高く、従来困難であった初尿検体からの検出も可能になっている。また、ぬぐい液においては、ドライスワブを採用しており、被検者の自己採取による検体採取が可能である。
【陽性を示す疾患】
淋菌感染症
関連疾患
A54:淋菌感染症 → A50-A64:性行為感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.