WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01970 |
IgEファディアトープ (特異的吸入性アレルゲン)IgE, allergen-specific5A100-2820-023-023 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
FEIA | 陰性(-) |
194 D015 21 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01970 |
IgEファディアトープ (特異的吸入性アレルゲン)IgE, allergen-specific5A100-2820-023-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
FEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陰性(-) |
194 D015 21 免疫 |
2~3日 |
備考
項目
- チャート参照:「特異的吸入性アレルゲン」混合アレルゲンの内容
診療報酬
- 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/アトピー鑑別試験定性
- 実施料:194
- 診療報酬区分:D015 21
- 判断料区分:免疫学的検査
チャート

参考文献
我妻義則, 他: 医学と薬学 23, 83, 1990.
検査項目解説
臨床的意義
吸入抗原12種類への感作を一括スクリーニングする検査。アレルゲンの特定はできない。
IgEファディアトープには、1つの測定キットに12種類の代表的な吸入系アレルゲンが固相されており、1回のアッセイでこれらに対する感作状況を知ることができる。すなわち、いずれかの抗原に感作されていれば、IgEファディアトープは陽性となる。ただし、陽性の場合、12種類のアレルゲンのどれに感作されているかを特定することは出来ない。別途、特異的IgEを検査する必要がある。吸入アレルゲンに感作されていることがすでに判っているのであれば、CAP 16吸入系や、雑草マルチなどのマルチアレルゲンで特異的IgEを測定し、抗原の絞り込みを行う(特異的IgEの項参照)。
IgEファディアトープは健康保険上ではアトピー鑑別試験という名称になっている。下記のように、非特異的IgEと比較することで診断効率がさらに上昇し、同時算定も認められている。
IgE(↑)、 ファディアトープ(+)
→明らかなアトピー性疾患の疑い
IgE(↑)、 ファディアトープ(-)
→食物性(職業性)アレルギーの疑い
IgE(↓~ →) 、ファディアトープ(+)
→吸入性アレルギー疾患の疑い
IgE(↓~ →) 、ファディアトープ(-)
→非アトピー性
または現時点でⅠ型アレルギー体質の可能性は小さい
※本検査に含まれている抗原は次の12種類である
ヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニ、ネコフケ、イヌフケ、ギョウギシバ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、シラカンバ、スギ、カンジダ、アルテルナリア
【高値を示す疾患】
アレルギー性鼻炎,アトピー性喘息,アトピー性皮膚炎,アレルギー性蕁麻疹
関連疾患
J30.4.2:アレルギー性鼻炎 → J30-J39:上気道疾患
J45.0.1:アトピー性喘息 → J40-J47:下気道疾患
L20.9.3:アトピー性皮膚炎 → L20-L30:皮膚炎・湿疹
L50.0.1:アレルギー性蕁麻疹 → L50-L54:蕁麻疹・紅斑
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.