WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30251 |
抗RNP抗体 (抗U1-RNP抗体)anti-RNP antibody5G066-0000-023-052 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLEIA | U/mL 10.0 未満 |
包括144 D014 11 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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30251 |
抗RNP抗体 (抗U1-RNP抗体)anti-RNP antibody5G066-0000-023-052 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
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遠心
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01 |
4週 冷蔵 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/mL 10.0 未満 |
包括144 D014 11 免疫 |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗RNP抗体定量
- 実施料:包括144
- 診療報酬区分:D014 11
- 判断料区分:免疫学的検査
参考文献
西山 進, 他: 医学と薬学 68, (2), 345, 2012.
検査項目解説
臨床的意義
広く自己免疫疾患で陽性となる自己抗体の一つ。抗Sm抗体陰性で抗RNP抗体が陽性であれば、混合性結合組織病を疑う。
抗RNP抗体とは、ENA(extractable nuclear antigen)に対する自己抗体の一種である。
リボ核蛋白(ribonucleoprotein:RNP)に対する抗体、すなわち抗RNP抗体は、Rnaseに感受性の抗ENA抗体で、非ヒストン核蛋白抗原に対する抗核抗体の一つである。
抗ENA抗体には大別して抗RNP抗体(Rnase感受性抗体)と抗Sm抗体(Rnase抵抗性抗体)があり、通常は抗Sm抗体が陽性であれば抗RNP抗体も陽性になることが多い。
抗RNP抗体は広く自己免疫性疾患で陽性になり、さらに抗Sm抗体も陽性の場合にはSLE(全身性エリテマトーデス)の可能性が高い。また、本抗体が陽性で抗Sm抗体が陰性の場合は、混合性結合組織病(MCTD)やOverlap症候群、シェーグレン症候群の可能性がある。
抗RNP抗体の測定は、主に二重免疫拡散法とCLEIA法により検査されており、二重免疫拡散法での陽性率は、MCTDを含む重複症候群で63%、SLEで43%、全身性硬化症で28%、シェーグレン症候群で24%との報告がある(東條ら、1995)。
【高値を示す疾患】
全身性エリテマトーデス,シェーグレン症候群,オーバーラップ症候群,混合性結合組織病
関連疾患
M32.9.3:全身性エリテマトーデス → M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.0.1:シェーグレン症候群 → M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.1.1:オーバーラップ症候群 → M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.1.3:混合性結合組織病 → M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.