WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30252 |
抗Sm抗体anti-Sm antibody5G065-0000-023-052 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLEIA | U/mL 10.0 未満 |
包括151 D014 12 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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30252 |
抗Sm抗体anti-Sm antibody5G065-0000-023-052 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
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01 |
4週 冷蔵 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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U/mL 10.0 未満 |
包括151 D014 12 免疫 |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗Sm抗体定量
- 実施料:包括151
- 診療報酬区分:D014 12
- 判断料区分:免疫学的検査
参考文献
西山 進, 他: 医学と薬学 68, (2), 345, 2012.
検査項目解説
臨床的意義
SLEに疾患特異性が高い自己抗体。Smは患者の頭文字。
抗Sm抗体は、Smithという名前のSLE(全身性エリテマトーデス)患者の血中に認められた抗体で、非ヒストン核蛋白抗原に対する抗核抗体の一つであり、この患者の頭文字が抗体名の由来となっている。
抗ENA(Extractable Nuclear Antigen)抗体には大別して抗RNP抗体(Rnase感受性抗体)と抗Sm抗体(Rnase抵抗性抗体)があり、通常は抗Sm抗体が陽性であればRNP抗体も陽性になることが多い。
本抗体はSLEと非常に関連が強く、SLEやSLE重複症候群に高い陽性率を示す。抗RNP抗体が陽性で本抗体が陰性の場合は、混合性結合組織病(MCTD)やOverlap症候群、シェーグレン症候群の可能性が高く、両抗体陽性の場合はSLEであることが多い。また、活動期には高値を示し、寛解期には低下するといわれる。
本抗体の測定は、主に二重免疫拡散法とCLEIA法により検査されている。ステロイド大量投与後や低蛋白血症などの場合には、免疫拡散法では低感度ゆえに沈降線が消失し検出されない場合がある。
【高値を示す疾患】
全身性エリテマトーデス
関連疾患
M32.9.3:全身性エリテマトーデス → M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.