WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00346 |
抗平滑筋抗体anti-smooth muscle antibody5G180-0000-023-162 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
FAT | 20 倍 未満 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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00346 |
抗平滑筋抗体anti-smooth muscle antibody5G180-0000-023-162 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
FAT |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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20 倍 未満 |
2~3日 |
参考文献
長島秀夫, 他: 日本臨牀 42, (春季臨増), 1430, 1984.
検査項目解説
臨床的意義
平滑筋に対する自己抗体。自己免疫性肝炎で高率に検出される。
抗平滑筋抗体は、筋タンパク成分であるアクチンに対する自己抗体である。自己免疫的機序の関与する肝炎で検出される事が多く、ルポイド肝炎を含む自己免疫性肝炎,慢性活動性肝炎や原発性胆汁性肝硬変(PBC)などでの出現率が高い。このうち自己免疫性肝炎は女性に多く見られ、肝硬変への進行が早く、ステロイドが有効な慢性肝疾患であり、抗核抗体の出現や発熱などの全身症状を特徴とする。
抗平滑筋抗体が陽性と判明した場合、ルポイド肝炎の診断にはLE細胞現象陽性、抗核抗体陽性、γ-グロブリンの増加、肝炎ウイルスマーカーの陰性をみる。PBCでは抗ミトコンドリアM2抗体陽性が診断の手がかりとなる。
抗平滑筋抗体の疾患特異性は比較的高く、通常、SLEやRAで陽性を呈することはない。
【高値を示す疾患】
活動性慢性肝炎,原発性胆汁性肝硬変,自己免疫性肝炎
関連疾患
K73.2.1:活動性慢性肝炎 → K70-K77:肝疾患
K74.3.3:原発性胆汁性肝硬変 → K70-K77:肝疾患
K75.4.3:自己免疫性肝炎 → K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.