WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
45834 |
PML-RARA mRNA定量解析PML-RARA8C421-9962-019-875 8C421-9962-046-875 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
項目 コード |
検査項目 |
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45834 |
PML-RARA mRNA定量解析PML-RARA8C421-9962-019-875 8C421-9962-046-875 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)
依頼
- 『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。
検体
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
報告
- 換算値に加えてGAPDH(内部標準)実測値と標的遺伝子実測値もご報告します。
「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項
「白血病関連遺伝子」中分類共通の特記事項
- [ご参考]「造血器腫瘍の疾患別関連項目(FISH法,PCR法,他)と染色体異常」(チャート参照)を掲載しています。
診療報酬
- 保険名称:造血器腫瘍遺伝子検査
- 実施料:2100
- 診療報酬区分:D006-2
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
造血器腫瘍遺伝子検査は検体検査管理加算(Ⅱ)、(Ⅲ)または(Ⅳ)を届け出た医療機関において行われた場合に算定が可能です。外注検査での算定(D006-2)は各自治体により判断が異なっており、算定の可否については審査機関などにご確認ください。
容器
検査項目解説
臨床的意義
急性前骨髄球性白血病(APL)は、PML-RARA融合遺伝子t(15;17)が形成される急性骨髄性白血病(AML)の一種であり、PML-RARAmRNA定量解析はAPLの確定診断に用いられる。
PML-RARA融合遺伝子は、急性骨髄性白血病(Acute Myeloid Leukemia:AML)の一種である急性前骨髄球性白血病(Acute Promyelocytic Leukemia:APL)で疾患特異的に認められる染色体転座t(15;17)により形成される遺伝子である。PML遺伝子は15番染色体長腕(15q22)に座位し、RARA遺伝子は17番染色体長腕(17q12)に座位する。
APLの多くの症例において、播種性血管内凝固症候群を発症する。その結果血栓や出血が多発し、脳出血や各種臓器不全を引き起こす可能性があるため、早期に治療を行う必要がある。また、PML-RARA融合遺伝子由来のキメラタンパクに対する治療薬が存在することから、高い治療効果が期待できる。したがって、重篤な出血を起こす前に診断・治療を行うことが重要である。
本検査は、APLにおいて疾患特異的に認められるPML-RARA mRNAを、リアルタイムRT-PCR法により定量解析する。APLは、リアルタイムRT-PCR法、G-band法、FISH法で検査を行うことにより、確定診断が可能である。また、本検査は治療効果判定や再発の早期診断に有用である。
【高値を示す疾患】
急性前骨髄球性白血病
関連疾患
C92.4.1:急性前骨髄球性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.