WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
45431 |
FUS(TLS)-DDIT3(CHOP) mRNA解析FUS-DDIT38C557-9961-070-866 |
|
指定容器 43 |
冷蔵 |
RT-PCR法 | 検出せず |
包括2100 D004-2 1 遺染 |
8~12日 |
項目 コード |
検査項目 |
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45431 |
FUS(TLS)-DDIT3(CHOP) mRNA解析FUS-DDIT38C557-9961-070-866 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
指定容器 43 |
冷蔵 |
RT-PCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
検出せず |
包括2100 D004-2 1 遺染 |
8~12日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:悪性腫瘍組織検査/悪性腫瘍遺伝子検査/処理が容易なもの/その他のもの
- 実施料:包括2100
- 診療報酬区分:D004-2 1
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
悪性骨軟部腫瘍の詳細な診断および治療法の選択を目的として患者本人に行った場合に限り、患者1人につき1回に限り算定できます。算定に当たっては、「EWS-Fli1遺伝子検査」「TLS-CHOP遺伝子検査」または「SYT-SSX遺伝子検査」と診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要があります。
「悪性腫瘍遺伝子検査」、「造血器腫瘍遺伝子検査」、「免疫関連遺伝子再構成」、「FLT3遺伝子検査」または「JAK2遺伝子検査」のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定できます。
患者から1回に採取した組織等を用いて同一がん種に対して悪性腫瘍遺伝子検査を実施した場合は、次の通り算定します。2項目:4000点。3項目:6000点。4項目以上:8000点。
参考文献
孝橋賢一, 小田義直: 最新医学 67, (3), 437, 2012.
久岡正典: 医学のあゆみ 229, (10), 963, 2009.
検査項目解説
臨床的意義
病理組織学的分類において60~70種類以上もあるため診断が困難とされる骨軟部腫瘍の補助診断に有用である。
骨軟部腫瘍は、骨や筋肉に原発する腫瘍(がん)で一般に肉腫(sarcoma)と称される。
発生頻度が少ない比較的希少な腫瘍で、代表的とされる骨肉腫でも年間発生数が150~200件程度だが、TNM分類がⅢ以上で特に遠隔転移がある症例では極めて予後不良とされる。
また、骨軟部腫瘍は種類が非常に多く、他の固形腫瘍と比較しても病理診断による病型分類が困難とされている。
染色体・遺伝子レベルでのさまざまな異常が見いだされ、ある種の骨軟部腫瘍において特異的に存在することが明らかになり、これらの染色体異常のほとんどが相互転座によるキメラ遺伝子が原因であることが分かった。
その遺伝子融合に関わる多くの遺伝子は転写因子や増殖因子、あるいはそのレセプターをコードしており、多くの融合がイントロンどうしの間で形成されているためそのまま転写・翻訳され、異常な融合タンパクが産生されることになる。
骨軟部腫瘍キメラmRNA遺伝子解析は病理組織学的分類において60~70種類以上もあるため診断が困難とされる骨軟部腫瘍の補助診断に有用である。
【陽性を示す疾患】
軟部腫瘍(骨)
関連疾患
D48.1.24:軟部腫瘍 → D37-D48:その他の腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.