WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

12560

曜日指定専用依頼書

肺癌マルチCDx遺伝子解析Oncomine Dx target test multi CDx system

8D002-9957-070-966

8D002-9957-070-966

未染スライド
5~10枚(5μm厚)

または

組織
100mg(5mm角)

30

 

27

常温

 

-70℃以下

次世代シークエンス法

検出せず

包括6000+8000

D004-2 1

遺染

10~14日

項目
コード
検査項目

12560

曜日指定専用依頼書

肺癌マルチCDx遺伝子解析Oncomine Dx target test multi CDx system

8D002-9957-070-966

8D002-9957-070-966

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
未染スライド
5~10枚(5μm厚)

または

組織
100mg(5mm角)

30

 

27

常温

 

-70℃以下

次世代シークエンス法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

包括6000+8000

D004-2 1

遺染

10~14日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)
  • チャート参照:コンパニオン診断対象遺伝子変異
  • チャート参照:コンパニオン診断薬として用いられる検査項目と対象医薬品
  • 検査に当たり、被検者に対し本検査の目的、限界および46種のがん関連遺伝子を解析するなど、本検査の要項を説明し、被検者自身の承諾が文書で得られたことを前提としてご依頼ください。

依頼

  • 『肺癌マルチCDx遺伝子解析検査依頼書』または『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。なお、本検査ご依頼の際は、肺癌CDx核酸抽出(項目コード:45710)を併せてご依頼ください。

検体

  • 病理組織診断にて腫瘍が認められた部位をマーク(実線で囲む)したHE染色スライドを併せてご提出ください。
  • 本検査で必要な腫瘍細胞含有率は30%以上です。
  • 極小検体の場合は、10枚以上ご提出ください。
  • 「穿刺液(胸水、腹水、心嚢液)」3mLから採取した沈渣物または「気管支肺胞洗浄液」から採取した沈渣物などはセルブロックを作成し、腫瘍細胞含有率を確認の上、未染スライドでご提出ください。
  • 強酸による脱灰操作をした検体は検査できません。
  • ホルマリン固定検体では、固定条件によって核酸の断片化が著しく、解析不能となる場合があります。検体の取り扱いについては、日本肺癌学会「各種検査の手引き」および日本病理学会「ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程」をご参照ください。

「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「遺伝子解析検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    [ご参考]「主な腫瘍関連遺伝子記号と別称」(チャート参照)、 「弊社の倫理指針」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:悪性腫瘍組織検査/悪性腫瘍遺伝子検査/処理が容易なもの(3項目)+処理が複雑なもの(2項目)
  • 実施料:包括6000+8000
  • 診療報酬区分:D004-2 1
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

悪性腫瘍遺伝子検査における「処理が容易なもの」3項目:6000点と「処理が複雑なもの」2項目:8000点を合算した点数になります。

「悪性腫瘍遺伝子検査」、「造血器腫瘍遺伝子検査」、「免疫関連遺伝子再構成」、「FLT3遺伝子検査」または「JAK2遺伝子検査」のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定できます。

チャート

コンパニオン診断対象遺伝子変異
コンパニオン診断薬として用いられる検査項目と対象医薬品

容器

容器番号30:遺伝子検査用標本スライド容器

  • 採取量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: EGFR遺伝子変異解析等癌関連遺伝子検査,肺がんALK《FISH法》

容器番号27:滅菌スピッツ管

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 尿細菌検査

検査項目解説

臨床的意義

肺癌BRAF V600E変異解析に加え、EGFRエクソン19欠失変異およびエクソン21L858R変異、ALK融合遺伝子、ROS1融合遺伝子の検出が可能となった。

 2019年2月より検査受託を開始した肺癌BRAF V600E変異解析については、測定試薬オンコマインDxTarget Test CDx システムの保険収載が適用拡大された。適用拡大の内容は非小細胞肺癌の5つのドライバー遺伝子に拡大され、複数の分子標的薬の適用判定を可能とするコンパニオン診断検査となった。

 本検査はこれまで適用されていたBRAF V600Eに加え、EGFRエクソン19欠失変異およびエクソン21L858R変異、ALK融合遺伝子、ROS1融合遺伝子およびRET融合遺伝子の検出が可能となり、下記の分子標的薬における治療適応の判定が可能となった。

遺伝子:遺伝子変異など(関連する医薬品)
・EGFR:Exon19欠失、L858R、G719X、L861Q、S768I、Exon20挿入、T790M、C797S(ゲフィチニブ(商品名:イレッサ(R)))、(エルロチニブ(商品名:タルセバ(R)))、(アファチニブ(商品名ジオトリフ(R)))、(オシメルチニブ(商品名:タグリッソ(R)))
・BRAF:V600E(ダブラフェニブ(商品名:タフィンラー(R))およびトラメチニブ(商品名:メキニスト(R)の併用投与))
・ALK:ALK融合遺伝(クリゾチニブ(商品名:ザーコリ(R))、(アレクチニブ(商品名:アレセンサ(R)))
・ROS1:ROS1融合遺伝子 (クリゾチニブ(商品名:ザーコリ(R)))(エヌトレクチニブ(商品名:ロズリートレク(R)))
・RET:RET融合遺伝子(セルペルカチニブ(商品名:レットヴィモ(R)))

【陽性を示す疾患】

非小細胞肺癌

関連疾患

C34.9.26:非小細胞肺癌 C30-C39:呼吸器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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