WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12840 |
肺癌KRAS G12C変異解析 (ソトラシブ)8C222-0000-070-862 |
|
30 |
常温 |
リアルタイムPCR法 | 検出せず |
包括2500 D004-2 1 遺染 |
4~10日 |
項目 コード |
検査項目 |
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12840 |
肺癌KRAS G12C変異解析 (ソトラシブ)8C222-0000-070-862 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
30 |
常温 |
リアルタイムPCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
検出せず |
包括2500 D004-2 1 遺染 |
4~10日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)
- チャート参照:コンパニオン診断薬として用いられる検査項目と対象医薬品
依頼
- 『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。
検体
- 病理組織診断にて腫瘍が認められた部位をマーク(実線で囲む)したHE染色スライドを併せてご提出ください。
- 本検査で必要な腫瘍細胞含有率は20%以上です。
- FFPE処理後3年以内、未染スライド作製後4週以内にご提出ください。
- 強酸による脱灰操作をした検体は検査できません。
- ホルマリン固定検体では、固定条件によって核酸の断片化が著しく、解析不能となる場合があります。検体の取り扱いについては、日本肺癌学会「各種検査の手引き」および日本病理学会「ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程」をご参照ください。
診療報酬
- 保険名称:悪性腫瘍組織検査/悪性腫瘍遺伝子検査/処理が容易なもの/医薬品の適応判定の補助等に用いるもの
- 実施料:包括2500
- 診療報酬区分:D004-2 1
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
肺癌の詳細な診断および治療法の選択を目的として患者本人に対して行った場合に、 患者1人につき1回に限り算定できます。算定に当たっては、「KRAS遺伝子変異(G12C)検査」と診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要があります。
「悪性腫瘍遺伝子検査」、「造血器腫瘍遺伝子検査」、「免疫関連遺伝子再構成」、「FLT3遺伝子検査」または「JAK2遺伝子検査」のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定できます。
患者から1回に採取した組織等を用いて同一がん種に対して悪性腫瘍遺伝子検査を実施した場合は、次の通り算定します。2項目:4000点。3項目:6000点。4項目以上:8000点。
チャート

検査項目解説
臨床的意義
非小細胞肺癌患者へのKRAS G12C阻害剤適応を判定するための補助検査。
本検査はKRAS G12C阻害剤ソトラシブ(商品名:ルマケラス(R))の非小細胞肺癌患者に対する適応を判定するための補助検査である(2022年6月に保険適用されたコンパニオン診断薬による)。
KRASはシグナル伝達経路の中心的な役割を果たすタンパク質で、活性型と不活性型に切り替わることで細胞分化や増殖を調節している。KRASタンパク質の12番目にあるアミノ酸がグリシン(G)からシステイン(C)に変化したKRAS G12C変異は、非小細胞肺癌において高い頻度で認められるドライバー遺伝子変異の一つである。KRAS G12C変異によってタンパク質構造が変化する結果、KRASが活性型に維持されて下流のシグナル伝達が亢進し、腫瘍細胞の増殖および生存が引き起こされると考えられている。
【陽性を示す疾患】
非小細胞肺癌
関連疾患
C34.9.26:非小細胞肺癌 → C30-C39:呼吸器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.