WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

05208

曜日指定

EBVクロナリティー解析Epstein-Barr virus

5F201-1440-019-831

5F201-1440-046-831

5F201-1440-070-831

開栓厳禁

EDTA加血液
7

または

 

骨髄液
1

または

組織
500mg(8mm角)

 

89

 

指定容器 

22

 

27

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

-70℃以下

サザンブロット法

ウイルス由来の
DNAを認めない

14~20日

項目
コード
検査項目

05208

曜日指定

EBVクロナリティー解析Epstein-Barr virus

5F201-1440-019-831

5F201-1440-046-831

5F201-1440-070-831

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁

EDTA加血液
7

または

 

骨髄液
1

または

組織
500mg(8mm角)

 

89

 

指定容器 

22

 

27

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

-70℃以下

サザンブロット法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ウイルス由来の
DNAを認めない

14~20日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)

依頼

  • 『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「遺伝子解析検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    [ご参考]「主な腫瘍関連遺伝子記号と別称」(チャート参照)、 「弊社の倫理指針」(チャート参照)を掲載しています。

容器

容器番号89:遺伝子検査用容器

  • 採取量: 7mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 遺伝子検査

容器番号22:骨髄液保存容器

  • 採取量: 下記の通り
  • 添加剤: 保存液 2mL(RPMI1640, 子牛血清)
  • 保管方法:冷蔵/凍結
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 染色体検査(採取量0.5mL),遺伝子検査(各検査項目の要項に記載)

容器番号27:滅菌スピッツ管

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 尿細菌検査

検査項目解説

臨床的意義

Epstein-Barrウイルスが、腫瘍細胞に組み込まれているかサザンブロット法を用いて確認を行うことで、EBV関連腫瘍細胞か否か鑑別を行う検査である

 Epstein-Barrウイルス(EBV)は、ヘルペス科に属する二本鎖DNAウイルスであり、ほとんどの健常成人においてキャリア感染が認められる。EBV初感染の年齢が高い場合において、伝染性単核症の発症が認められ、EBVは伝染性単核症の原因の大部分を占めるウイルスである。また、EBVはヒト癌ウイルスとしても知られており、上咽頭癌や胃癌、ホジキンリンパ腫等様々な癌との関連が知られている。

 EBVは、EVBを含む唾液を介して咽頭上皮細胞に感染が成立し、さらに上皮間を通過するBリンパ球に感染し、感染Bリンパ球は全身に広がる。その後、免疫機構によりEBVはウイルスを産生しない潜在感染状態となるため、小児期に感染した場合は不顕性感染であることが多い。

 EBVは細胞増殖機構を利用し増殖しているが、その機能が損なわれるとEBV感染細胞の異常増殖が起こり、発癌に繋がると考えられている。EBVの潜伏、再活性化や不死化等は、EBV遺伝子発現に依存しており、発現するウイルス遺伝子の種類によって潜伏感染様式が1型から3型に分けられる。癌細胞内においてEBVは潜伏感染を維持している。

 本検査は、EBVが腫瘍細胞に組み込まれているかサザンブロット法を用いて確認を行う検査であり、EBV関連腫瘍細胞か否かの鑑別を行う指標となる。

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