WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
05208 |
EBVクロナリティー解析Epstein-Barr virus5F201-1440-019-831 5F201-1440-046-831 5F201-1440-070-831 |
開栓厳禁
または
または
|
89
指定容器 22
27 |
冷蔵
冷蔵
凍-70℃以下 |
サザンブロット法 | ウイルス由来の |
14~20日 |
項目 コード |
検査項目 |
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05208 |
EBVクロナリティー解析Epstein-Barr virus5F201-1440-019-831 5F201-1440-046-831 5F201-1440-070-831 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
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開栓厳禁
または
または
|
89
指定容器 22
27 |
冷蔵
冷蔵
凍-70℃以下 |
サザンブロット法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ウイルス由来の |
14~20日 |
備考
容器
検査項目解説
臨床的意義
Epstein-Barrウイルスが、腫瘍細胞に組み込まれているかサザンブロット法を用いて確認を行うことで、EBV関連腫瘍細胞か否か鑑別を行う検査である
Epstein-Barrウイルス(EBV)は、ヘルペス科に属する二本鎖DNAウイルスであり、ほとんどの健常成人においてキャリア感染が認められる。EBV初感染の年齢が高い場合において、伝染性単核症の発症が認められ、EBVは伝染性単核症の原因の大部分を占めるウイルスである。また、EBVはヒト癌ウイルスとしても知られており、上咽頭癌や胃癌、ホジキンリンパ腫等様々な癌との関連が知られている。
EBVは、EVBを含む唾液を介して咽頭上皮細胞に感染が成立し、さらに上皮間を通過するBリンパ球に感染し、感染Bリンパ球は全身に広がる。その後、免疫機構によりEBVはウイルスを産生しない潜在感染状態となるため、小児期に感染した場合は不顕性感染であることが多い。
EBVは細胞増殖機構を利用し増殖しているが、その機能が損なわれるとEBV感染細胞の異常増殖が起こり、発癌に繋がると考えられている。EBVの潜伏、再活性化や不死化等は、EBV遺伝子発現に依存しており、発現するウイルス遺伝子の種類によって潜伏感染様式が1型から3型に分けられる。癌細胞内においてEBVは潜伏感染を維持している。
本検査は、EBVが腫瘍細胞に組み込まれているかサザンブロット法を用いて確認を行う検査であり、EBV関連腫瘍細胞か否かの鑑別を行う指標となる。