WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

05173

曜日指定

PML-RARA [t(15;17)転座解析]t(15;17) : PML-RARA

8B455-0000-019-841

8B455-0000-046-841

8B455-0000-099-841

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

FISH法

2553

D006-5 1

遺染

5~7日

項目
コード
検査項目

05173

曜日指定

PML-RARA [t(15;17)転座解析]t(15;17) : PML-RARA

8B455-0000-019-841

8B455-0000-046-841

8B455-0000-099-841

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

FISH法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

2553

D006-5 1

遺染

5~7日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)

依頼

  • 『染色体検査依頼書[血液疾患 染色体検査・その他]』をご利用ください。

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

検体3

  • リンパ節(容器番号78)、胸水、腹水、組織、カルノア固定液などの材料(これら以外の材料については、あらかじめ営業担当者にご相談ください)。

「染色体検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]提出検体は冷常温(4~20℃)で保存してください(ただし、肺がんALK、悪性中皮腫CDKN2A(p16)欠失解析は常温)。また、その他の材料でご提出の場合には、記載の所要日数以内にご報告できない場合がありますのでご了承ください。
    [お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

「血液疾患染色体検査・その他」中分類共通の特記事項

  • [ご参考]「造血器腫瘍の疾患別関連項目(FISH法,PCR法,他)と染色体異常」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/FISH法を用いた場合
  • 実施料:2553
  • 診療報酬区分:D006-5 1
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

患者1人につき1回に限り算定できます。ただし、びまん性大細胞B細胞リンパ腫または多発性骨髄腫の診断の目的で行った場合に、診断の確定までの間に3回まで算定できます。

容器

容器番号10:ヘパリン容器

  • 採取量: 4mL・9mL
  • 添加剤: ヘパリンNa
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: アミノ酸分析,微量金属,染色体検査,その他

容器番号22:骨髄液保存容器

  • 採取量: 下記の通り
  • 添加剤: 保存液 2mL(RPMI1640, 子牛血清)
  • 保管方法:冷蔵/凍結
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 染色体検査(採取量0.5mL),遺伝子検査(各検査項目の要項に記載)

参考文献

Hiorns, L. R. et al.: Blood 83, 2946, 1994.

検査項目解説

臨床的意義

急性前骨髄球性白血病(APL)に認められるt(15;17)転座を、FISH法により同定する検査。

 急性前骨髄球性白血病(APL:AML-M3)の70%以上の症例でt(15;17)(q22;q21)という特徴的な染色体転座が認められている。

 本転座は、分子レベルからみれば15q22に座位するPML(promyelocytic leukemia)遺伝子と、17q21のレチノイン酸受容体α(RARA)遺伝子の再構成を意味する。結果として形成されるPML/RARAキメラ遺伝子の産物(キメラ蛋白PML/RARA)は、細胞分化抑制・増殖促進に作用し、造血器細胞の腫瘍化を来すと考えられている。

 APLに対するレチノイン酸(all-trans retinoic acid:ATRA)投与による分化誘導療法が著効を示すことが明らかになり、急性骨髄性白血病におけるt(15;17)転座の確認は治療方針の決定に極めて重要視されている。

 PML遺伝子と、RARA遺伝子の2種類のプローブを用いたFISH法(fluorescence in situ hybridization)で、間期核を対象としたt(15;17)転座の検出が可能である。

【高値を示す疾患】

急性前骨髄球性白血病

関連疾患

C92.4.1:急性前骨髄球性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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