WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07223 |
ETV6(TEL)-RUNX1(AML1) [t(12;21)転座解析]t(12;21) : ETV6-RUNX18B424-0000-019-841 8B424-0000-046-841 8B424-0000-099-841 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
項目 コード |
検査項目 |
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07223 |
ETV6(TEL)-RUNX1(AML1) [t(12;21)転座解析]t(12;21) : ETV6-RUNX18B424-0000-019-841 8B424-0000-046-841 8B424-0000-099-841 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
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開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
依頼
- 『染色体検査依頼書[血液疾患 染色体検査・その他]』をご利用ください。
検体
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
検体3
- リンパ節(容器番号78)、胸水、腹水、組織、カルノア固定液などの材料(これら以外の材料については、あらかじめ営業担当者にご相談ください)。
「染色体検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]提出検体は冷常温(4~20℃)で保存してください(ただし、肺がんALK、悪性中皮腫CDKN2A(p16)欠失解析は常温)。また、その他の材料でご提出の場合には、記載の所要日数以内にご報告できない場合がありますのでご了承ください。
[お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
「血液疾患染色体検査・その他」中分類共通の特記事項
- [ご参考]「造血器腫瘍の疾患別関連項目(FISH法,PCR法,他)と染色体異常」(チャート参照)を掲載しています。
診療報酬
- 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/FISH法を用いた場合
- 実施料:2553
- 診療報酬区分:D006-5 1
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
患者1人につき1回に限り算定できます。ただし、びまん性大細胞B細胞リンパ腫または多発性骨髄腫の診断の目的で行った場合に、診断の確定までの間に3回まで算定できます。
容器
参考文献
Golub, T. R. et al.: Proc. Natl. Acad. Sci. USA 92, 4917, 1995.
検査項目解説
臨床的意義
ETV6-RUNX1融合遺伝子は、染色体転座t(12;21)(p13;q22)によって形成される遺伝子であり、小児急性白血病で最も高頻度にみられる変異である。
ETV6(TEL)-RUNX1(AML1)融合遺伝子は、小児のB前駆細胞急性リンパ性白血病で、25~30%を占める変異であり、染色体転座t(12;21)によって、形成される遺伝子である。ETV6遺伝子は、12番染色体短腕(12p13)に座位し、RUNX1遺伝子は、21番染色体長腕(21q22.1)に座位する。この遺伝子を保有する小児の急性リンパ性白血病(Acute Lymphoblastic Leukemia:ALL)は予後が良好であることが知られている。
ETV6-RUNX1融合遺伝子は、AML1の転写活性を抑制することにより白血病発症に関与すると考えられている。
ETV6(TEL)-RUNX1(AML1)mRNA定量解析は、リアルタイムRT-PCR法を用い、ETV6(TEL)-RUNX1(AML1)染色体検査は、FISH法を用いることで、t(12;21)転座を検出し、病型分類や予後予測等に有用な検査である。
【高値を示す疾患】
急性リンパ性白血病
関連疾患
C91.0.16:急性リンパ性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.