WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
45151 |
CKS1B (1q21増幅解析)amp(1q21) : CKS1B8B317-0000-019-841 8B317-0000-046-841 8B317-0000-099-841 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
項目 コード |
検査項目 |
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45151 |
CKS1B (1q21増幅解析)amp(1q21) : CKS1B8B317-0000-019-841 8B317-0000-046-841 8B317-0000-099-841 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
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開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
依頼
- 『染色体検査依頼書[血液疾患 染色体検査・その他]』をご利用ください。
検体
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
検体3
- リンパ節(容器番号78)、胸水、腹水、組織、カルノア固定液などの材料(これら以外の材料については、あらかじめ営業担当者にご相談ください)。
「染色体検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]提出検体は冷常温(4~20℃)で保存してください(ただし、肺がんALK、悪性中皮腫CDKN2A(p16)欠失解析は常温)。また、その他の材料でご提出の場合には、記載の所要日数以内にご報告できない場合がありますのでご了承ください。
[お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
「血液疾患染色体検査・その他」中分類共通の特記事項
- [ご参考]「造血器腫瘍の疾患別関連項目(FISH法,PCR法,他)と染色体異常」(チャート参照)を掲載しています。
診療報酬
- 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/FISH法を用いた場合
- 実施料:2553
- 診療報酬区分:D006-5 1
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
患者1人につき1回に限り算定できます。ただし、びまん性大細胞B細胞リンパ腫または多発性骨髄腫の診断の目的で行った場合に、診断の確定までの間に3回まで算定できます。
容器
参考文献
Fonseca, R. et al.: Leukemia 20, (11), 2034, 2006.
検査項目解説
臨床的意義
多発性骨髄腫にみられるCKS1B遺伝子の増幅をFISH法により検出する検査である。
多発性骨髄腫(Multiple Myeloma:MM)は、骨髄中に腫瘍性形質細胞が増殖し、血液中に単クローン性の免疫グロブリンが多量に分泌される疾患であり、様々な遺伝子異常、染色体異常が生じている。
CKS1B遺伝子は、1番染色体長腕(1q21)に座位する遺伝子であり、多発性骨髄腫で増殖が認められているため、CKS1B遺伝子はMMにおいて特異的な領域であることが示唆されている。この1q21領域の増幅に伴い、CKS1B-mRNAおよびCKS1Bタンパク量の発現が増加することが知られている。また、MM症例では、IGH領域が関与する転座が高頻度に認められるとともに、p53遺伝子やp16遺伝子の不活化が病態の増悪化に関与していると考えられている。さらに、1q21領域のコピ-数が増幅している患者は、無病生存期間および全生存期間が改善されないことが示唆されており、1q21増幅解析はMMの予後不良を推定するための独立した因子として有用であると考えられている。
本検査は、FISH法により、1番染色体長腕(1q21)領域の増幅を検出する検査である。
【陽性を示す疾患】
多発性骨髄腫
関連疾患
C90.0.5:多発性骨髄腫 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.