WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
05158 |
MAC同定-DNA 《TaqManPCR法》genetic detection, nontuberculous mycobacteria6B621-0000-061-862 |
単独検体
|
指定容器 55 |
冷蔵 |
ロシュ・リアルタイムPCR法 | 421 D023 14 微生 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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05158 |
MAC同定-DNA 《TaqManPCR法》genetic detection, nontuberculous mycobacteria6B621-0000-061-862 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
単独検体
|
指定容器 55 |
冷蔵 |
ロシュ・リアルタイムPCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
421 D023 14 微生 |
2~3日 |
備考
項目
- チャート参照:抗酸菌遺伝子検査の留意点
検体
- 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。
日数
- その他の材料および微生物検査を併せてご依頼の際は、所定の日数よりも1日延長する場合があります。
診療報酬
- 保険名称:微生物核酸同定・定量検査/マイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出
- 実施料:421
- 診療報酬区分:D023 14
- 判断料区分:微生物学的検査
他の検査により結核菌が陰性であることが確認された場合のみに算定できます。
チャート

参考文献
田口直子, 他: 医学と薬学 62, 121, 2009.
検査項目解説
臨床的意義
非定型抗酸菌の代表である一連の菌群MACの遺伝子を短時間で検出。結核との早期鑑別に有用。
MAC(Mycobacterium Avium Complex)とは、Mycobacterium aviumおよびMycobacterium intracellulareの総称である。
MAC感染症は本邦において非定型抗酸菌症の約8割を占めるといわれ、その大部分は慢性気道感染症の経過をとる。AIDS患者ではMACの全身感染による死亡例が報告されており、日和見感染症の原因菌としても注目されている。
本検査は培養による菌分離に頼らず、MACのゲノムDNAを検出するPCRを用いることで所要日数3~4日と非常に短時間でMACの同定が可能である。結核を否定したい場合や、非定型抗酸菌症の早期発見と鑑別に大変有用である。また、本検査ではM.aviumおよびM.intracellulareの各々が検査され、同時に報告される。ただし、本検査でも非定型抗酸菌のすべてがカバーされている訳ではない。結核菌DNAやMAC-DNAが検出されないにも関わらず、抗酸菌の塗抹・培養が陽性の場合はMAC以外の抗酸菌を想定し、遺伝子や細菌学的検討が必要となる。
【陽性を示す疾患】
非結核性抗酸菌症(Mycobacterium Avium,Mycobacterium intracellulare)
関連疾患
A31.9.1:非結核性抗酸菌症 → A30-A49:細菌性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.