WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00029 |
膵アミラーゼ 〈尿〉pancreatic amylase3B175-0000-001-271 |
|
25 |
1週 冷蔵 |
阻害抗体法 | U/L |
48 D007 14 生Ⅰ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00029 |
膵アミラーゼ 〈尿〉pancreatic amylase3B175-0000-001-271 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
25 |
1週 冷蔵 |
阻害抗体法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L |
48 D007 14 生Ⅰ |
2~3日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/アミラーゼアイソザイム
- 実施料:48
- 診療報酬区分:D007 14
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
実施料は、「アミラーゼアイソザイム」としての算定となります。
検査項目解説
臨床的意義
膵膵、唾液腺の逸脱酵素。各種の膵疾患ではP型、唾液腺疾患、腹部疾患ではS型、マクロアミラーゼ血症では分類不能型が上昇。
アミラーゼはデンプンを分解する酵素である。血中のアミラーゼには分子量約54,000~60,000の膵由来のP型と分子量56,000~65,000の唾液腺由来のS型のアイソザイムが存在する。
アイソザイム分析が意義を有するのは膵由来酵素(P型)の上昇と、持続的な原因不明の高アミラーゼ血症の検索である。
急性膵炎では発症後24時間以内に血中に急速にP型アミラーゼが増加し、時間の経過とともに尿中に移行し回復すれば数日で基準値に戻る場合が多い。
尿中アミラーゼは、血清アミラーゼ値と並行することが多いが血清よりも高値が長く続くため、急性膵炎が疑われ血清アミラーゼの上昇が明らかでない症例や、血清アミラーゼが正常化したあとの経過観察に有効である。
マクロアミラーゼは、アミラーゼが免疫グロブリン(主にIgG, IgA)と結合し高分子化したものである。腎臓での排泄が低下するため、尿中アミラーゼは正常でも血中アミラーゼは高値を示す。また、尿中への排泄の低下に従いACCRが1%以下と著しい低値を示す。
ACCR(%)=100×(尿中Amy×血中Cre)÷(血中Amy×尿中Cre)
【高値を示す疾患】
- [P型]
- 急性膵炎
- [S型]
- 唾液腺炎
【低値を示す疾患】
- [P型]
- 膵癌(末期)
- [S型]
- シェーグレン症候群
関連疾患
K85.9.5:急性膵炎 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
K11.2.14:唾液腺炎 → K00-K14:口腔・唾液腺・顎の疾患
C25.9.3:膵癌 → C15-C26:消化器腫瘍
M35.0.1:シェーグレン症候群 → M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.