WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01577 |
クエン酸 〈尿〉citrate3E030-0000-001-271 |
|
25 |
3週 冷蔵 |
酵素法 | mg/L 138~1,010 |
2~8日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01577 |
クエン酸 〈尿〉citrate3E030-0000-001-271 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
25 |
3週 冷蔵 |
酵素法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
mg/L 138~1,010 |
2~8日 |
検査項目解説
臨床的意義
クエン酸回路の代謝動態を知る指標
クエン酸回路はTCA回路またはクレブス回路とも呼ばれ好気的代謝における生化学反応回路であり酸素呼吸を行う生物に存在する回路であり、アミノ酸、脂肪酸、糖質などが好気的な条件下で酸化される最終的な重要な回路であることが知られている。
グルコースから生成されるピルビン酸はアセチルCoAを経てオキサロ酢酸と反応してクエン酸に形を変え最終的にオキサロ酢酸を生じる。さらにこのオキサロ酢酸はアセチルCoAと反応してクエン酸を生じ最終的にオキサロ酢酸を生成するといった一連のサイクル状の反応が起きている。
クエン酸は、このクエン酸回路の成立に必須であり、クエン酸の測定によりクエン酸回路の代謝動態を知ることが可能である。
なお、経口摂取されたクエン酸は約30分で血中濃度が最大となり数時間で元のレベルに戻るためクエン酸回路への関与はないとされている。
クエン酸の摂取により尿はアルカリ性となるため尿酸が溶けやすくなり血中尿酸値が低下すると考えられている。
【高値を示す疾患】
糖尿病性ケトーシス,うっ血性心不全
関連疾患
E14.1.4:糖尿病性ケトーシス → E10-E14:糖尿病
I50.0.1:うっ血性心不全 → I30-I52:その他の心疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.