WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
27041 |
ジヒドロコデイン |
単独検体
|
25 |
1週 冷蔵 |
EMIT(スクリーニング)LC-MS/MS(確認検査) | 検出せず |
3~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
27041 |
ジヒドロコデイン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
単独検体
|
25 |
1週 冷蔵 |
EMIT(スクリーニング)LC-MS/MS(確認検査) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
検出せず |
3~4日 |
備考
項目
- スクリーニング検査で陰性が確定しなかった場合、LC-MS/MSにて確認後にご報告します。
検体
- 必ず専用検体としてご提出ください。
日数
- 確認検査実施時の所要日数は5~6日(スクリーニング検査を含む)です。
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
検査項目解説
臨床的意義
鎮咳作用のあるオピオイド系薬剤。
1.作用
ジヒドロコデイン(C 18H 23NO 3・H 3PO 4)はオピオイド系の中枢性鎮咳薬である。各種呼吸器疾患における鎮咳、疼痛時における鎮痛、激しい下痢症状の改善等に用いられる。
主な作用機序として、μ、κ、δの3種類あるとされるオピオイド受容体のうち、主としてμ受容体に作用して、中枢神経及び消化器系に対する作用をあらわすが、σ及びκ受容体に対する親和性も有する。薬理作用は質的にはモルヒネに準じる。脳幹の延髄にある咳のコントロール部である咳中枢を抑制することで鎮咳作用を発揮し、反射作用によって起こる呼吸運動に対しても抑制作用がある。
健康成人男性に60mg経口投与すると、1~2時間で最高血中濃度に達する。半減期は約4時間である。連用により薬物依存を生じることがある。
2.禁忌
重篤な呼吸抑制のある患者、12歳未満の小児、扁桃摘除術後又はアデノイド切除術後の18歳未満の患者、気管支喘息発作中の患者、重篤な肝機能障害のある患者、慢性肺疾患に続発する心不全の患者、痙攣状態にある患者、急性アルコール中毒の患者、アヘンアルカロイドに対し過敏症の患者、出血性大腸炎の患者に対する投与は禁じられている。
3.採血時期
【主に用いられる疾患】
咳,疼痛
【副作用】
不整脈,悪心及び嘔吐,傾眠
関連疾患
R05.4:咳 → R00-R09:循環器系・呼吸器系の症状
R52.9.8:疼痛 → R50-R69:全身症状・徴候
I49.9.2:不整脈 → I30-I52:その他の心疾患
R11:悪心及び嘔吐 → R10-R19:消化器系・腹部の症状
R40.0:傾眠 → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.