WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25750 |
エストラジオール (E2)estradiol4F025-0000-023-051 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | pg/mL |
包括172 D008 36 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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25750 |
エストラジオール (E2)estradiol4F025-0000-023-051 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
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01 |
12週 冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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pg/mL |
包括172 D008 36 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
依頼
- 妊娠の有無、妊娠週数を必ず明記してください。
基準
- チャート参照:「エストラジオール」基準値
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/エストラジオール(E2)
- 実施料:包括172
- 診療報酬区分:D008 36
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
チャート

参考文献
三室卓久, 他: 産科と婦人科 71, (増刊), 115, 2004.
岩佐 武, 他: 産科と婦人科 73, (1), 133, 2006.
検査項目解説
臨床的意義
代表的な女性ホルモン検査。子宮内膜、子宮筋に対する生物学的活性が最も強いエストロゲンである。
エストラジオール(E2)は水酸基を2個もつエストロゲン(女性ホルモンの一種)である。主要なエストロゲンであるE1、E2、E3のなかで子宮内膜、子宮筋に対する生物学的活性が最も強いステロイドホルモンである。主として卵巣より分泌されLH・FSHの分泌刺激を受けている。
また、妊娠時には胎盤由来のエストロゲンとして大量に分泌され、エストロゲン産生腫瘍の存在下では高値となる。
E2は以下のような負荷試験においても測定される。
1. HMGテスト
妊娠可能年齢婦人において、卵巣を刺激し排卵を促すHMGを負荷し、血中E2レベルの変動で卵巣機能を診断する。LH-RHテストなどと組み合わせることによりさまざまな月経異常の原因究明に役立つ。
2. DHA負荷テスト
妊婦において胎盤サルファターゼ欠損症などでの異常妊娠が疑われる場合に行われる。DHASを負荷すると胎盤でE2に転換され正常妊婦では15~30分後に血中E2レベルのピークを迎える。胎盤機能が低下している場合はピークの遅延やレベルの低下が認められる。
さらに更年期症状とE2の値とは密接な関係があり、エストロゲン補充療法のモニタリングに非常に重要である。
【高値を示す疾患】
副腎皮質過形成症,エストロジェン過剰症,妊娠
関連疾患
E27.8.4:副腎皮質過形成症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E28.0.1:エストロジェン過剰症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
Z33.1:妊娠 → Z30-Z39:妊娠による影響
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.