WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

06626

アデノウイルス DNA同定adenovirus

5F150-1440-001-862

5F150-1440-064-862

5F150-1440-066-862

単独検体開栓厳禁

尿
0.5

または

 

咽頭ぬぐい液

または

 

結膜ぬぐい液

指定容器 

55

 

指定容器 

55

 

指定容器 

55

 

-20℃以下

 

 

-20℃以下

 

 

-20℃以下

リアルタイムPCR法

検出せず

3~6日

項目
コード
検査項目

06626

アデノウイルス DNA同定adenovirus

5F150-1440-001-862

5F150-1440-064-862

5F150-1440-066-862

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体開栓厳禁

尿
0.5

または

 

咽頭ぬぐい液

または

 

結膜ぬぐい液

指定容器 

55

 

指定容器 

55

 

指定容器 

55

 

-20℃以下

 

 

-20℃以下

 

 

-20℃以下

リアルタイムPCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

3~6日

備考

依頼

  • 遺伝子系統解析をご依頼の場合は、DNA同定も同時にご依頼ください。

検体

  • 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。
  • ぬぐい液は、滅菌プラスチック軸の綿棒で拭い、綿棒を指定容器(容器番号55)に入れてご提出ください。
  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

報告

  • 血清型判定が困難な型については、群別(A~F群)までご報告します。また、ウイルスDNAが検出されない場合、遺伝子系統解析は実施しません。

容器

容器番号55:感染症遺伝子増幅検査用容器

  • 容量: 15mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 結核菌群同定,MAC同定-DNA

参考文献

Shimada, Y. et al.: J. Clin. Microbiol. 42, 1577, 2004.
(公開番号: 特開2004-057207): ヒトアデノウイルスの検出法.
(公開番号: 特開2004-008126): ヒトアデノウイルスの血清型の系統解析による同定法.

検査項目解説

臨床的意義

感染性胃腸炎、急性呼吸器疾患、出血性膀胱炎、流行性角結膜炎など多彩な病態を引き起こすアデノウイルスのDNAを同定する検査

 アデノウイルスはヘキソン、ファイバー、ペントンベースの3つのカプシド蛋白からなるDNAウイルスである。50以上の型に分類され、それぞれの型により病原性は大きく異なり、感染性胃腸炎、急性呼吸器疾患、出血性膀胱炎、流行性角結膜炎など多彩な病態を引き起こす。また、症状は個人差も大きいとされる。

 多くは潜伏期間は1~10日もしくは5~7日ともいわれ接触感染や飛沫感染にて感染が伝播する。多くの感染症状は小児に認められる。ほとんどの感染は軽症であり健康な宿主では無症状者も多く易感染性の宿主ではときに重症化する。発症は主に季節による流行を伴い、散発的な報告以外に国内外で重症化を伴う集団発生も度々報告されている。

 効果が証明されている抗ウイルス薬は存在せず対象療法と支持療法が治療の中心となる。

 型によっては感染の持続により感染者から数ヵ月から数年に渡りウイルスの排出が持続することがある。米国では新兵にワクチンの接種が行われているが国内では実施されていない。感染を防止するにはタオルの共有化をせず、流水にて手をよく洗うことが大切である。

【陽性を示す疾患】

アデノウイルス感染症

関連疾患

B34.0.1:アデノウイルス感染症 B25-B34:その他のウイルス性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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