WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 最低希釈倍率 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
03030 |
単純ヘルペス(HSV) IgG《EIA》herpes simplex virus5F190-1431-023-023 5F190-1431-041-023 |
遠心
または
|
01
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
EIA | 陰性(-) |
206 D012 42 免疫 |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
03030 |
単純ヘルペス(HSV) IgG《EIA》herpes simplex virus5F190-1431-023-023 5F190-1431-041-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
または
|
01
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陰性(-) |
206 D012 42 免疫 |
3~5日 |
備考
基準
- チャート参照:「HSV抗体IgG(EIA)」髄液基準値
- (血清)判定保留2.0~3.9
(血清)陽性4.0 以上
診療報酬
- 保険名称:感染症免疫学的検査/グロブリンクラス別ウイルス抗体価(1項目当たり)
- 実施料:206
- 診療報酬区分:D012 42
- 判断料区分:免疫学的検査
同一ウイルスについて「IgG抗体」、「IgM抗体」を併せて実施した場合は、いずれか一方のみ算定できます。
チャート

容器
参考文献
厚生省監修: 微生物検査必携 ウイルス・リケッチア検査(第3版第Ⅰ分冊), 48, 日本公衆衛生協会, 東京, 1987.
検査項目解説
臨床的意義
1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類。最近ではSTD(性行為感染症)として重要。
単純ヘルペス(HSV)はその性質から1型と2型に分類される。
1型-主として上半身に感染することから、一般的に口唇ヘルペスといわれる。初感染の90%は不顕性といわれるが、顕性の場合小児期では歯肉口内炎、思春期では咽頭扁桃腺炎として発症することが多い。初感染後、終生神経節に潜伏し再発性口唇ヘルペスとして発症を繰り返すことがある。
2型-主として下半身に感染することから、性器ヘルペスともいわれ性行為感染症(STD)の重要な疾患の一つである。しかし、STDとしては1型による初感染の方が症状が重い。他に角結膜炎やヘルペス性皮膚炎、脳炎などを起こすこともある。また、性器ヘルペスの母体から垂直感染で生まれた児は重篤な全身性感染を呈することがあり、致命率も高い。
HSV感染症では大部分が不顕性感染ですでに抗体を保有していることが多いため、単一時点での測定では新しい感染かを判定できないことが多くペア血清で測定するのが望ましい。CF、またはNT検査で急性期と回復期で4倍以上の抗体価の上昇があった場合に感染があったと診断される。最近ではPCR法を用いた遺伝子学的検査も行われており診断も容易になりつつある。
【陽性を示す疾患】
性器ヘルペス,単純ヘルペス感染症,口唇ヘルペス,ヘルペス角膜炎
関連疾患
A60.0.7:性器ヘルペス → A50-A64:性行為感染症
B00:単純ヘルペス感染症 → B00-B09:皮膚粘膜系のウイルス感染症
B00.1.6:口唇ヘルペス → B00-B09:皮膚粘膜系のウイルス感染症
B00.5.6:ヘルペス角膜炎 → B00-B09:皮膚粘膜系のウイルス感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.