WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
27543 |
トキソプラズマ抗体 IgMToxoplasma antibody-IgM5E157-0000-023-051 |
遠心
|
01 |
2週 冷蔵 |
CLIA | 陰性(-) |
95 D012 15 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
27543 |
トキソプラズマ抗体 IgMToxoplasma antibody-IgM5E157-0000-023-051 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
2週 冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陰性(-) |
95 D012 15 免疫 |
2~3日 |
備考
基準
- 判定保留0.83~,<1.00
陽性1.00 以上
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:感染症免疫学的検査/トキソプラズマIgM抗体
- 実施料:95
- 診療報酬区分:D012 15
- 判断料区分:免疫学的検査
参考文献
Sickinger, E. et al.: Diagn. Microbiol. Infect. Dis. 62, (3), 235, 2008.
検査項目解説
臨床的意義
人畜共通感染症であるToxoplasma gondii感染を調べる抗体検査。
トキソプラズマは、ネコを最終宿主とする原虫で、糞便を介してヒトに感染する。
ネコにおけるトキソプラズマ保菌率は比較的高く、とりわけノラネコで5割を越えるとの報告もある。また、イヌなどネコ以外のペットでも率は低いが保菌が認められる。さらに、豚などの生肉との接触も感染の原因となる。
トキソプラズマ症は次の三つに大別される。
1. 後天性の急性感染
2. 先天性感染
3. 免疫不全者における慢性感染の再急性化
感染は一般に不顕性の場合が多いが、妊娠中に感染すると胎児が先天性トキソプラズマ症を発症し、小頭症や発達障害を来すことがある。
トキソプラズマ症には抗原系検査が一般にあまり行われていないため、これらの診断に抗体検査は重要である。
【陽性を示す疾患】
トキソプラズマ症,リンパ節炎
【陽性を示す疾患】
水頭症,心筋炎,肺炎
関連疾患
B58.9.1:トキソプラズマ症 → B50-B64:原虫症
I88.9.1:リンパ節炎 → I80-I89:静脈・リンパ管・リンパ節の疾患
G91.9.2:水頭症 → G90-G99:その他の神経系疾患
I51.4.2:心筋炎 → I30-I52:その他の心疾患
J18.9.4:肺炎 → J09-J18:インフルエンザ・肺炎
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.