WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11783 |
Ⅳ型コラーゲン・7Stype 4 collagen・7S domain5C135-0000-023-052 |
遠心
|
01 |
15日 冷蔵 |
CLEIA | ng/mL 4.4 以下 |
148 D007 40 生Ⅰ |
2~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
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11783 |
Ⅳ型コラーゲン・7Stype 4 collagen・7S domain5C135-0000-023-052 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
15日 冷蔵 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL 4.4 以下 |
148 D007 40 生Ⅰ |
2~4日 |
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/Ⅳ型コラーゲン・7S
- 実施料:148
- 診療報酬区分:D007 40
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
「ATX」、「M2BPGi」、「P-Ⅲ-P」、「Ⅳ型コラーゲン」、「Ⅳ型コラーゲン・7S」または「ヒアルロン酸」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定できます。
参考文献
大高木結媛: 医学と薬学 77, (5), 785, 2020.
検査項目解説
臨床的意義
非侵襲的な肝線維化指標として有用性が認められている検査。
脂肪肝から発症する肝の線維化は未治療の場合、肝硬変に進行し、1~8%が1年以内に肝がんを発症するといわれている。その主な原因として、ウイルスや飲酒によるものが多いとされてきたが、飲酒歴を伴わない非アルコール性脂肪肝炎(NASH)や非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の増加が問題となっている。
従来より、肝線維化や肝硬変の最も有用な診断指標として肝生検が用いられているが侵襲的で検査リスクもあり、小さな組織片による肝全体の組織像の把握が困難な場合があることも指摘されている。
Ⅳ型コラーゲン・7Sは非侵襲的な肝線維化指標として有用性が認められている。
正常肝の類洞には基底膜は存在しないが、肝線維化が進行すると分泌・蓄積され、血中に漏出する。Ⅳ型コラーゲンはその基底膜の構成成分だが、3種類のドメインで成り立っており、その一つであるⅣ型コラーゲン・7SはN末端側の短い非コラーゲン性ドメインでジスルフィド結合を形成しているため、タンパク分解酵素の影響を受けにくく、血中で安定とされている。
また、Ⅳ型コラーゲン・7Sは肝線維化の早期から血中に認められ、さらに進行度も反映することから肝線維化の早期診断や肝硬変への進行、治療効果のモニタリングや予後判定などにも有用性が認められている。
【高値を示す疾患】
肝硬変症
関連疾患
K74.6.13:肝硬変症 → K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.