WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
05008 |
抗ds DNA抗体IgManti-double stranded DNA antibody-IgM5G038-0000-023-023 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
EIA | U/mL 6 未満 |
2~8日 |
項目 コード |
検査項目 |
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05008 |
抗ds DNA抗体IgManti-double stranded DNA antibody-IgM5G038-0000-023-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/mL 6 未満 |
2~8日 |
検査項目解説
臨床的意義
2本鎖DNAに対する抗体をクラス別に測定する検査。IgG型はSLEの活動性に連動。
抗DNA抗体には、2本鎖DNAに反応するものと、1本鎖DNAのみと反応するものの2種類が存在する。
本検査は2重らせん構造をもつ2本鎖(double-stranded:ds)DNAに対する抗dsDNA抗体を、免疫グロブリンのクラス別に測定するものである。抗DNA抗体は膠原病、特に全身性エリテマトーデス(SLE)の診断に測定される。
このうち1本鎖(single-stranded:ss)DNAと反応する抗ssDNA抗体はSLE以外の自己免疫疾患でも陽性になることがあり、SLE診断上の臨床的有用性は低い。これに対し抗dsDNA抗体はSLEに特異性が高い。
一般に2本鎖DNA自体は免疫原性が低いため抗体を作ることはない。しかし、SLE患者の血中に存在する多様な抗原決定基に対するポリクローナルな抗体には、2本鎖DNAに対する抗dsDNA抗体も含まれている。
IgG型の抗2本鎖DNA抗体は活動期SLEに特異的に出現し、治療効果も反映する。すなわちdsDNA抗体価はSLEの疾患活動性を反映し、パラレルに変動するため治療効果の指標として大変有用でありIgGクラスの抗体測定のみ健康保険が適用されている。
【高値を示す疾患】
全身性エリテマトーデス,ループス腎炎
関連疾患
M32.9.3:全身性エリテマトーデス → M30-M36:全身性結合組織疾患
N08.5.1:ループス腎炎 → N00-N08:糸球体疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.