WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25953 |
抗セントロメア抗体anti-centromere antibody5G090-0000-023-052 |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
CLEIA | U/mL 10.0 未満 |
174 D014 19 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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25953 |
抗セントロメア抗体anti-centromere antibody5G090-0000-023-052 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
冷蔵 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/mL 10.0 未満 |
174 D014 19 免疫 |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗セントロメア抗体定量
- 実施料:174
- 診療報酬区分:D014 19
- 判断料区分:免疫学的検査
原発性胆汁性肝硬変または強皮症の診断または治療方針の決定を目的に用いた場合にのみ算定できます。
参考文献
小島和夫, 他: 医学と薬学 69, (4), 677, 2013.
検査項目解説
臨床的意義
染色体の動原部と特異的に反応する自己抗体。全身性進行性強皮症の一病型であるCREST症候群で高率に検出される。
抗セントロメア抗体(ACA)は抗核抗体の一つであり、対応抗原は染色体セントロメア(動原体)である。
ACAは抗Scl-70抗体とともに主に全身性進行性強皮症(PSS)で陽性になり、特に手指、顔面に皮膚硬化が限局されるCREST型に特異的な抗体である。
CREST型とは、
Calcinosis(皮下の石灰化)、
Raynaud's phenomenon(レイノー現象)、
Esophageal dysmotility(食道蠕動性の低下)、
Sclerodactily(手指硬化)、
Telangiectasia(毛細血管拡張)
の頭文字をとったもので、比較的経過が良好な病型を示す疾患である。
ACAの認識抗原にはcentromere protein(CENP)-A,B,Cと呼ばれる3種類のタンパク質が同定されており、各々分子量は17,000,80,000,140,000である。
本検査はEIA法によるもので、従来の蛍光抗体法と比較して、細胞周期に関与し染色体の正しい分配を阻害するといわれるCENP-Bに対する抗体に特異的である。
【高値を示す疾患】
原発性胆汁性肝硬変,全身性強皮症,シェーグレン症候群
関連疾患
K74.3.3:原発性胆汁性肝硬変 → K70-K77:肝疾患
M34.0.1:全身性強皮症 → M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.0.1:シェーグレン症候群 → M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.