WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00347 |
抗ミトコンドリア抗体anti-mitochondria antibody5G175-0000-023-162 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
FAT | 20 倍 未満 |
181 D014 20 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00347 |
抗ミトコンドリア抗体anti-mitochondria antibody5G175-0000-023-162 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
FAT |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
20 倍 未満 |
181 D014 20 免疫 |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗ミトコンドリア抗体半定量
- 実施料:181
- 診療報酬区分:D014 20
- 判断料区分:免疫学的検査
参考文献
長島秀夫, 小出典男: 日本臨牀 42, (春季臨増), 1416, 1984.
検査項目解説
臨床的意義
ミトコンドリアに対する自己抗体。原発性胆汁性肝硬変(PBC)で高率に検出されるが、特異性はM2抗体の方が優る。
抗ミトコンドリア抗体(AMA)は抗糸粒体抗体とも呼ばれ、有核細胞に存在するミトコンドリアに対する自己抗体である。検査は一般的にラットの胃壁、腎細胞を抗原として用いる蛍光抗体法により行われる。AMAはミトコンドリアの外膜または内膜に存在する抗原に対する抗体であるが、単一のものではなくM1~M9の亜型に分類される。
本法ではそのトータルが測定される。
抗ミトコンドリア抗体が陽性になる疾患はルポイド肝炎があるが、他に原発性胆汁性肝硬変(PBC)があり、この場合は抗ミトコンドリアM2抗体が陽性となる。PBCは臨床症状がほとんど伴わないで進行することも珍しくなく予後不良な疾患であるため、欧米では肝移植の対象にもなっている。
全身進行性強皮症の一病型であるCREST症候群*でPBCを合併する症例がみられ、このような場合はほとんどが抗ミトコンドリア抗体と抗セントロメア抗体が陽性である(抗セントロメア抗体の項参照)。
*CREST症候群については抗セントロメア抗体を参照
【高値を示す疾患】
慢性肝炎,原発性胆汁性肝硬変,自己免疫性肝炎,クレスト症候群,膠原病
関連疾患
K73.9.2:慢性肝炎 → K70-K77:肝疾患
K74.3.3:原発性胆汁性肝硬変 → K70-K77:肝疾患
K75.4.3:自己免疫性肝炎 → K70-K77:肝疾患
M34.1.1:クレスト症候群 → M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.9.3:膠原病 → M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.