WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
45854 |
DEK-NUP214(CAN) mRNA定量解析DEK-NUP2148C481-9962-019-875 8C481-9962-046-875 |
開栓厳禁
または
|
89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 | コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
項目 コード |
検査項目 |
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45854 |
DEK-NUP214(CAN) mRNA定量解析DEK-NUP2148C481-9962-019-875 8C481-9962-046-875 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
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開栓厳禁
または
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89
指定容器 22 |
冷蔵
冷蔵 |
リアルタイムRT-PCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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コピー/μg RNA 検出せず |
2100 D006-2 遺染 |
4~7日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)
依頼
- 『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。
検体
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
報告
- 換算値に加えてGAPDH(内部標準)実測値と標的遺伝子実測値もご報告します。
「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項
「白血病関連遺伝子」中分類共通の特記事項
- [ご参考]「造血器腫瘍の疾患別関連項目(FISH法,PCR法,他)と染色体異常」(チャート参照)を掲載しています。
診療報酬
- 保険名称:造血器腫瘍遺伝子検査
- 実施料:2100
- 診療報酬区分:D006-2
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
造血器腫瘍遺伝子検査は検体検査管理加算(Ⅱ)、(Ⅲ)または(Ⅳ)を届け出た医療機関において行われた場合に算定が可能です。外注検査での算定(D006-2)は各自治体により判断が異なっており、算定の可否については審査機関などにご確認ください。
容器
検査項目解説
臨床的意義
DEK-NUP214(CAN)融合遺伝子は、染色体転座t(6;9)(p23;q34.1)によって形成される遺伝子であり、急性骨髄性白血病(AML)にみられる変異である。
DEK-NUP214(CAN)融合遺伝子は、急性骨髄性白血病(Acute Myeloid Leukemia:AML)で1~2%を占める変異であり、染色体転座t(6;9)によって形成される遺伝子である。DEK-NUP214遺伝子は、6番染色体短腕(6p23)に座位するDEK遺伝子と、9番染色体長腕(9q34.1)に座位するNUP214遺伝子の相互転座により形成される。この遺伝子を保有するAMLは、予後不良になることが知られている。さらにDEK-NUP214(CAN)融合遺伝子を有する約70%の症例では、FLT3-ITD変異を合併する。
DEK-NUP214融合遺伝子は、細胞質内タンパクの核内移行を障害し、DEK-NUP214融合遺伝子による白血病は、好塩基球の増加および血球の異形成を伴っている。
本検査は、DEK-NUP214(ETO)mRNAをリアルタイムRT-PCR法により定量解析する検査であり、予後予測等に有用な検査である。
【高値を示す疾患】
急性骨髄性白血病,慢性骨髄性白血病,骨髄異形成症候群
関連疾患
C92.0.3:急性骨髄性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.1.1:慢性骨髄性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D46:骨髄異形成症候群 → D37-D48:その他の腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.