WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

06708

曜日指定

BCL2-JH 再構成BCL2 (BCL2, apoptosis regulator)

8C453-9931-019-851

8C453-9931-046-851

8C453-9931-070-851

開栓厳禁

EDTA加血液
3

または

 

骨髄液
1

または

組織
30mg(3mm角)

 

13

 

指定容器 

22

 

27

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

-70℃以下

PCR法

検出せず

2100

D006-2

遺染

8~14日

項目
コード
検査項目

06708

曜日指定

BCL2-JH 再構成BCL2 (BCL2, apoptosis regulator)

8C453-9931-019-851

8C453-9931-046-851

8C453-9931-070-851

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁

EDTA加血液
3

または

 

骨髄液
1

または

組織
30mg(3mm角)

 

13

 

指定容器 

22

 

27

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

-70℃以下

PCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

2100

D006-2

遺染

8~14日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)
  • BCL2遺伝子のmajor break point領域の検索を実施します。

依頼

  • 『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

方法

  • 本検査は転座検出範囲が限られているため、染色体検査で転座が認められた場合でも本検査では検出できない場合があります。

「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「遺伝子解析検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    [ご参考]「主な腫瘍関連遺伝子記号と別称」(チャート参照)、 「弊社の倫理指針」(チャート参照)を掲載しています。

「その他造血器腫瘍」中分類共通の特記事項

  • [ご参考]「造血器腫瘍の疾患別関連項目(FISH法,PCR法,他)と染色体異常」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:造血器腫瘍遺伝子検査
  • 実施料:2100
  • 診療報酬区分:D006-2
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

造血器腫瘍遺伝子検査は検体検査管理加算(Ⅱ)、(Ⅲ)または(Ⅳ)を届け出た医療機関において行われた場合に算定が可能です。外注検査での算定(D006-2)は各自治体により判断が異なっており、算定の可否については審査機関などにご確認ください。

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,血液像,血液型,直接クームス試験,遺伝子検査,その他

容器番号22:骨髄液保存容器

  • 採取量: 下記の通り
  • 添加剤: 保存液 2mL(RPMI1640, 子牛血清)
  • 保管方法:冷蔵/凍結
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 染色体検査(採取量0.5mL),遺伝子検査(各検査項目の要項に記載)

容器番号27:滅菌スピッツ管

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 尿細菌検査

検査項目解説

臨床的意義

BCL2-JH融合遺伝子は、t(14;18)染色体転座によって再編成される遺伝子であり、濾胞性リンパ腫(FL)のなかで80~90%を占める変異である。

 BCL2-JH融合遺伝子は、濾胞性リンパ腫(Follicular Lymphoma:FL)で80~90%を占める変異である染色体転座t(14;18)によって再編成される遺伝子である。BCL2-JH遺伝子は、18番染色体長腕(18q21)のBCL2遺伝子と14番染色体長腕(21q32)のIgH遺伝子の相互転座により形成される。t(14;18)(q32;q21)転座は、BCL2遺伝子上の2つの転座集中領域であるmajor breakpoint region(MBR)、minor cluster region(MCR)と免疫グロブリン(Ig)のH鎖J領域(JH)のVDJ再構成に伴って転座が生じると考えられている。FLのなかでもFL318ではCL2遺伝子major breakpointに切断点があり、FL218,FL18はminor breakpointに遺伝子切断点がある。

 BCL2遺伝子より生成されるタンパク質であるBCL2タンパクは、抗アポトーシス作用を示すことで過剰産生され、IgHの転座により癌遺伝子が活性化し、リンパ腫が発生すると考えられている。

 遺伝子検査では、PCR法によりCL2遺伝子のmajor breakpoint領域の検索を実施し、染色体検査では、BCL2-IGH転座をFISH法により解析する。FLやびまん性大細胞型Bリンパ腫(Diffuse Large B-Cell Lymphoma:DLBCL)の診断に有用である。

【陽性を示す疾患】

濾胞性リンパ腫びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫

関連疾患

C82.9.1:濾胞性リンパ腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C83.3.3:びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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