WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

45641

曜日指定

CALR遺伝子変異解析CALR (calreticulin)

8C493-9951-019-862

8C493-9951-046-862

開栓厳禁

EDTA加血液
3

または

 

骨髄液
1

 

13

 

指定容器 

22

 

冷蔵

 

 

冷蔵

リアルタイムPCR法

検出せず

2100

D006-2

遺染

4~10日

項目
コード
検査項目

45641

曜日指定

CALR遺伝子変異解析CALR (calreticulin)

8C493-9951-019-862

8C493-9951-046-862

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁

EDTA加血液
3

または

 

骨髄液
1

 

13

 

指定容器 

22

 

冷蔵

 

 

冷蔵

リアルタイムPCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

2100

D006-2

遺染

4~10日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)

依頼

  • 『遺伝子検査依頼書』をご利用ください。

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「遺伝子解析検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    [ご参考]「主な腫瘍関連遺伝子記号と別称」(チャート参照)、 「弊社の倫理指針」(チャート参照)を掲載しています。

「その他造血器腫瘍」中分類共通の特記事項

  • [ご参考]「造血器腫瘍の疾患別関連項目(FISH法,PCR法,他)と染色体異常」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:造血器腫瘍遺伝子検査
  • 実施料:2100
  • 診療報酬区分:D006-2
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

造血器腫瘍遺伝子検査は検体検査管理加算(Ⅱ)、(Ⅲ)または(Ⅳ)を届け出た医療機関において行われた場合に算定が可能です。外注検査での算定(D006-2)は各自治体により判断が異なっており、算定の可否については審査機関などにご確認ください。

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,血液像,血液型,直接クームス試験,遺伝子検査,その他

容器番号22:骨髄液保存容器

  • 採取量: 下記の通り
  • 添加剤: 保存液 2mL(RPMI1640, 子牛血清)
  • 保管方法:冷蔵/凍結
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 染色体検査(採取量0.5mL),遺伝子検査(各検査項目の要項に記載)

参考文献

池尻 誠: 臨床病理 65, (1), 59, 2017.
竹中克斗: Mebio 34, (6), 33, 2017.

検査項目解説

臨床的意義

本態性血小板血症(ET)、原発性骨髄線維症(PMF)にみられる遺伝子変異として、CALR遺伝子のタイプ1変異、タイプ2変異、およびその他のマイナー変異(minor variants)の有無を判定する。

 CALRは、小胞体の分子シャペロンであるカルレティキュリンをコードする遺伝子で、本態性血小板血症(ET)の約35%、原発性骨髄線維症(PMF)の約25%に本遺伝子の変異が認められる。

 生体内におけるCALR蛋白本来の役割は必ずしも明確ではないが、最近の研究から、変異型CALR蛋白がトロンボポエチン(TPO)受容体に結合し、TPO非依存的な活性化を惹き起こすことが明らかになった。

 これまでCALR遺伝子変異として50種類以上のパターンが報告され、いずれもexon 9に生じる欠失あるいは挿入型のframeshift変異であるものの、52塩基の欠失を伴うタイプ1変異と5塩基の挿入によるタイプ2変異が全体のおよそ80%を占める。ここでCALR変異陽性ETはJAK2変異陽性ETに比べて血栓症発症率が低く、またCALRタイプ1変異はタイプ2変異よりも血栓症発症やPMFへの移行リスクが高いなどの報告もみられる。

 CALR遺伝子変異は骨髄増殖性腫瘍(MPN)のドライバー変異のひとつとして、WHOの診断基準項目ともなっている。なお、MPNにおいてJAK2、MPL、およびCALR遺伝子変異は一般に相互排他的であり、複数の遺伝子変異が同時に検出されることはほとんどない。

 本検査は、CALR遺伝子のタイプ1変異、タイプ2変異、およびその他のマイナー変異(minor variants)の有無を判定する。

【陽性を示す疾患】

本態性血小板血症骨髄線維症

関連疾患

D47.3.1:本態性血小板血症 D37-D48:その他の腫瘍
D47.4:骨髄線維症 D37-D48:その他の腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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