WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
06701 |
HTLV-Ⅰプロウイルスクロナリティー解析HTLV-1 provirus5F455-1440-019-831 5F455-1440-046-831 5F455-1440-070-831 |
開栓厳禁
または
または
|
89
指定容器 22
27 |
冷蔵
冷蔵
凍-70℃以下 |
サザンブロット法 | プロウイルスの |
14~20日 |
項目 コード |
検査項目 |
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06701 |
HTLV-Ⅰプロウイルスクロナリティー解析HTLV-1 provirus5F455-1440-019-831 5F455-1440-046-831 5F455-1440-070-831 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
開栓厳禁
または
または
|
89
指定容器 22
27 |
冷蔵
冷蔵
凍-70℃以下 |
サザンブロット法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
プロウイルスの |
14~20日 |
備考
容器
検査項目解説
臨床的意義
成人T細胞白血病の原因ウイルスであるHTLV-1のプロウイルスDNAが、リンパ球の内部にモノクローナルに組み込まれているか確認する検査である。
ヒトT細胞白血病ウイルス1型(Human T-cell Leukemia Virustype1:HTLV-1)は、成人T細胞白血病(Adult T-cell Leukemia:ATL)の原因ウイルスとして知られている。HTLV-1感染者のうち、ATLを発症するのは3~5%であり、多くの人はATLを発症しないキャリア感染である。また、HTLV-1関連脊髄症およびHTLV-1ぶどう膜炎等の疾患との関連が示唆されている。
HTLV-1は、Tリンパ球に感染して白血病を起こすウイルスとして1980年に発見された。その感染経路は、主に母子感染、性交渉、輸血である。HTLV-1は逆転写を行うことでDNAとなり、宿主のT細胞のDNAに組み込まれ、プロウイルスとなる。プロウイルス遺伝子が発現したHTLV-1感染細胞が非感染細胞に接着し、ウイルスを伝達することで感染が成立する。
また、HTLV-1感染細胞は、細胞増殖促進やアポトーシス抑制作用によって発癌を誘導しATLの発症に繋がると考えられている。
本検査は、HTLV-1プロウイルスDNAが、リンパ球の内部にモノクローナルに組み込まれているかサザンブロット法を用いて感染の確認を行う検査である。
【高値を示す疾患】
成人T細胞リンパ腫/白血病[HTLV-1関連]
関連疾患
C91.5:成人T細胞リンパ腫/白血病[HTLV-1関連] → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.