WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
05798 |
MEN1型 MEN1解析MEN1 (menin 1)8C517-9951-019-848 |
開栓厳禁
|
13 |
冷蔵 |
ダイレクトシークエンス法 | 5000 D006-4 2 遺染 |
11~17日 |
項目 コード |
検査項目 |
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05798 |
MEN1型 MEN1解析MEN1 (menin 1)8C517-9951-019-848 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
開栓厳禁
|
13 |
冷蔵 |
ダイレクトシークエンス法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
5000 D006-4 2 遺染 |
11~17日 |
備考
項目
- Exon 2,3,4,5,6,7,8,9および10のコーディング領域における遺伝子バリアントを検出します。
- 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)
- 検査に当たり、被検者へ十分な説明を行ってください。被検者ご自身の承諾が文書で得られた場合にのみ、検査を受託します。依頼書の被検者名はプライバシー保護のため、匿名化をお願いします。また、検査前後の被検者への十分なカウンセリングを併せてお願いします。
依頼
- 『遺伝学的検査依頼書【遺伝子検査】』をご利用ください。
検体
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
診療報酬
- 保険名称:遺伝学的検査/処理が複雑なもの
- 実施料:5000
- 診療報酬区分:D006-4 2
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
検査の実施に当たっては、個人情報保護委員会・厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」(平成29年4月)および関係学会による「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」(平成23年2月)を遵守することが必要です。
多発性内分泌腫瘍症1型が疑われる場合、原則として患者1人につき1回算定できます。ただし、2回以上実施する場合は、その医療上の必要性について診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要があります。
容器
検査項目解説
臨床的意義
多発性内分泌腫瘍症(MEN)の病因であるMEN1遺伝子のExon2,3,4,5,6,7,8,9,10のコーディング領域における遺伝子バリアントを検出する検査である。
多発性内分泌腫瘍症(Multiple Endocrine Neoplasia:MEN)とは、複数の内分泌臓器および一部の非内分泌臓器に良性もしくは悪性の腫瘍を発症する疾患である。腫瘍の組み合わせによってMEN1とMEN2に分類される。
多発性内分泌腫瘍症1型(MEN1)は、常染色体優性遺伝性疾患であり、その病因遺伝子は、MEN1遺伝子である。MEN1の臨床症状として、副甲状腺機能亢進症が最も頻度が多く、次いで下垂体腺腫、膵消化管内分泌腫瘍があげられる。これらがMEN1の三大病変である。他に副腎や皮膚、胸腺等にも腫瘍が発生する。
MEN1遺伝子は、11番染色体長腕(11q13.1)に座位する遺伝子であり、副腎腫瘍や副甲状腺腫瘍を構成する腺腫細胞の核内に存在するメニン(menin)をコードしている癌抑制遺伝子である。
MENに対する有効な治療法は確立されておらず、早期発見による外科的治療を行っている。MENは常染色体優性遺伝性疾患のため、MENと診断することによりまだ診断されていない血縁者や発症していない血縁者に対して関連病変の早期発見や早期治療を可能にする。
本検査は、MEN1遺伝子のExon2,3,4,5,6,7,8,9,10のコーディング領域における遺伝子バリアントを検出する検査であり、MEN1の診断に有用である。
【高値を示す疾患】
多発性内分泌腫瘍1型
関連疾患
D44.8.1:多発性内分泌腫瘍1型 → D37-D48:その他の腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.