WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01979

曜日指定

Gバンド分染法-その他chromosome (hematologic)

8B220-0000-019-403

8B220-0000-046-403

8B220-0000-099-403

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

分染法403

2553+397

D006-5 2

遺染

13~18日

項目
コード
検査項目

01979

曜日指定

Gバンド分染法-その他chromosome (hematologic)

8B220-0000-019-403

8B220-0000-046-403

8B220-0000-099-403

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

分染法403
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

2553+397

D006-5 2

遺染

13~18日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)

依頼

  • 『染色体検査依頼書[血液疾患 染色体検査・その他]』をご利用ください。
  • 先天性疾患のGバンドは「先天性Gバンド分染法:45338」をご利用ください。
  • 血液疾患染色体検査でGバンド分染法をご依頼の場合は、疾患名に該当する検査項目を選択してください(なお、該当する疾患名がない場合、「Gバンド分染法―その他:01979」を選択し、検査依頼書に疾患名を記載してください)。
    移植(骨髄・末梢血幹細胞・臍帯血)を行っている場合、「Gバンド分染法―移植検査 ドナー男:09776」または「Gバンド分染法―移植検査 ドナー女:09777」を選択し、検査依頼書に疾患名を記載してください。
    伝送で「Gバンド分染法―その他:01979」、「Gバンド分染法―移植検査 ドナー男:09776」または「Gバンド分染法―移植検査 ドナー女:09777」をご依頼の場合は、別途臨床情報が必要となります。

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

検体2

  • Gバンド分染法検査においては、骨髄液は有核細胞が1×107個以上必要です。

検体3

  • リンパ節(容器番号78)、胸水、腹水、組織、カルノア固定液などの材料(これら以外の材料については、あらかじめ営業担当者にご相談ください)。

日数

  • 判定に当たり精査が必要な場合、さらに10日前後報告日数が延長となります。

「染色体検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]提出検体は冷常温(4~20℃)で保存してください(ただし、肺がんALK、悪性中皮腫CDKN2A(p16)欠失解析は常温)。また、その他の材料でご提出の場合には、記載の所要日数以内にご報告できない場合がありますのでご了承ください。
    [お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

「血液疾患染色体検査・その他」中分類共通の特記事項

  • [ご参考]「造血器腫瘍の疾患別関連項目(FISH法,PCR法,他)と染色体異常」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/その他の場合+分染法加算
  • 実施料:2553+397
  • 診療報酬区分:D006-5 2
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

分染法で実施しますので、所定点数の加算ができます。

容器

容器番号10:ヘパリン容器

  • 採取量: 4mL・9mL
  • 添加剤: ヘパリンNa
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: アミノ酸分析,微量金属,染色体検査,その他

容器番号22:骨髄液保存容器

  • 採取量: 下記の通り
  • 添加剤: 保存液 2mL(RPMI1640, 子牛血清)
  • 保管方法:冷蔵/凍結
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 染色体検査(採取量0.5mL),遺伝子検査(各検査項目の要項に記載)

検査項目解説

臨床的意義

最も一般的な染色体分染法。ギムザ染色で染色体を染め分け、異常の有無を解析。

 Gバンド分染法は、ギムザ(Giemsa)染色で染色体の欠失、転座などを判定する基本的な染色体検査法である。患者から採取したリンパ球の分裂中期細胞を標本上に展開し、タンパク分解酵素であるトリプシンで処理したあと、ギムザ染色し、濃淡に染め分けられた一定のバンドパターンから染色体の分析を行う。

 Gバンド分染法の長所は、染色体の濃淡コントラストが明瞭で識別が容易なこと、バンドが多数(400~550バンド)観察できることである。また、蛍光色素を用いたQバンド分染法では得られない永久標本が作製でき、光学顕微鏡で観察可能なため、染色体異常のスクリーニングに広く用いられている。

 本法は染色体における微小部分の欠失や、転座の切断点同定にも有用である。しかし、微細欠失(重複)症候群の中には、本法で診断が困難な症例もあり、FISH法(Fluorescence in situ hybridization)による精査が推奨される。

【異常を示す疾患】

悪性リンパ腫骨髄性白血病ダウン<Down>症候群ターナー<Turner>症候群クラインフェルター症候群染色体異常

関連疾患

C85.9.2:悪性リンパ腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92:骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
Q90:ダウン<Down>症候群 Q90-Q99:先天性疾患
Q96:ターナー<Turner>症候群 Q90-Q99:先天性疾患
Q98.4.1:クラインフェルター症候群 Q90-Q99:先天性疾患
Q99.9.2:染色体異常 Q90-Q99:先天性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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