WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
45587 |
FGFR1 (8p12転座解析)t(8p12):FGFR18B386-0000-019-841 8B386-0000-046-841 8B386-0000-099-841 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
項目 コード |
検査項目 |
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45587 |
FGFR1 (8p12転座解析)t(8p12):FGFR18B386-0000-019-841 8B386-0000-046-841 8B386-0000-099-841 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
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開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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2553 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
依頼
- 『染色体検査依頼書[血液疾患 染色体検査・その他]』をご利用ください。
検体
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
検体3
- リンパ節(容器番号78)、胸水、腹水、組織、カルノア固定液などの材料(これら以外の材料については、あらかじめ営業担当者にご相談ください)。
「染色体検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]提出検体は冷常温(4~20℃)で保存してください(ただし、肺がんALK、悪性中皮腫CDKN2A(p16)欠失解析は常温)。また、その他の材料でご提出の場合には、記載の所要日数以内にご報告できない場合がありますのでご了承ください。
[お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
「血液疾患染色体検査・その他」中分類共通の特記事項
- [ご参考]「造血器腫瘍の疾患別関連項目(FISH法,PCR法,他)と染色体異常」(チャート参照)を掲載しています。
診療報酬
- 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/FISH法を用いた場合
- 実施料:2553
- 診療報酬区分:D006-5 1
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
患者1人につき1回に限り算定できます。ただし、びまん性大細胞B細胞リンパ腫または多発性骨髄腫の診断の目的で行った場合に、診断の確定までの間に3回まで算定できます。
容器
参考文献
松下弘道: Medical Technology 38, (8), 760, 2010.
検査項目解説
臨床的意義
PDGFRα 、PDGFRβ の再構成に伴う腫瘍の場合はイマチニブなどのチロシンキナーゼ(TK)阻害剤投与による治療効果が認められるが、FGFR1の場合は効果が期待しにくいとされている。
造血器腫瘍のWHO分類第4版(2008年)において、PDGFRα、PDGFRβあるいはFGFR1遺伝子に異常を有し、好酸球増加を伴う骨髄系とリンパ系の腫瘍というカテゴリーが新たに新設された。
FGFR1(Fibroblast Growth Factor1)ではさまざまな遺伝子との転座が報告されているが、中でもt(8;13)(p12;q12)ZMYM2-FGFR1の頻度が高いとされている。
PDGFRα 、PDGFRβ の再構成に伴う腫瘍の場合はイマチニブなどのチロシンキナーゼ(TK)阻害剤投与による治療効果が認められるが、FGFR1の場合は効果が期待しにくいとされている。
本検査はFISH法を用いることによりFGFR1遺伝子転座細胞の検出が可能なため、治療法の選択に有用と考えられる。
【陽性を示す疾患】
骨髄増殖性腫瘍,好酸球増加症
関連疾患
D47.1.3:骨髄増殖性腫瘍 → D37-D48:その他の腫瘍
D72.1:好酸球増加症 → D70-D77:その他の血液疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.