WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04937

ベロ毒素検出Shiga toxin(Vero cytotoxin)

5E115-0000-080-116

菌株

 

常温

RPLA法

189

D023-2 3

微生

4~8日

項目
コード
検査項目

04937

ベロ毒素検出Shiga toxin(Vero cytotoxin)

5E115-0000-080-116

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
菌株

 

常温

RPLA法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

189

D023-2 3

微生

4~8日

備考

項目

  • ベロ毒素の型別判定(VT1/VT2)が可能です。

「微生物学検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]微生物学検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください(項目に依頼書の指定があるものを除く)。また、注意事項がありますので、「微生物学検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    喀痰をご提出の場合は、「喀痰の品質評価について」(チャート参照)をご参照ください。
    検査の報告表記については、「塗抹検査の報告表記」(チャート参照)、「培養同定検査の報告表記」(チャート参照)をご参照ください。

診療報酬

  • 保険名称:その他の微生物学的検査/大腸菌ベロトキシン定性
  • 実施料:189
  • 診療報酬区分:D023-2 3
  • 判断料区分:微生物学的検査

細菌培養同定検査の結果より大腸菌が確認され、病原性大腸菌が疑われる患者に対して行った場合に算定できます。

参考文献

甲斐明美: 感染症誌 71, 248, 1997.

検査項目解説

臨床的意義

腸管出血性大腸菌(O157, O26等)が産生するベロ毒素を検出。

 腸管出血性大腸菌により惹起される出血性大腸炎の原因は、菌の産生するベロ毒素(VT)にあることが知られている。VTは志賀赤痢菌が産生する志賀毒素とアミノ酸配列において同一のVT1と、VT1に対して約55%の相同性を有するVT2に大別される。両者はいずれも細胞毒性を発揮して腸管出血をもたらす。VT2にはさらにいくつかのvariantが知られるものの、分離頻度はまれである。

 現在、腸管出血性大腸菌と同定された血清型には、1996年に岡山県で発生した食中毒事件で有名になったO157:H7をはじめとして多くの型の報告がある。その病原性の如何はVT産生性の有無をもって最終的に判定されるため、血清型別に拘わらず分離菌に対し、VT産生性試験を実施する必要がある。本検査は培養検査を行うことなく糞便中からEIA法によりベロ毒素を直接検出するものである。

【陽性を示す疾患】

腸管出血性大腸菌感染症

関連疾患

A04.3:腸管出血性大腸菌感染症 A00-A09:腸管感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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