WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
50085 |
ALK融合タンパク 《高感度IHC法》ALK fusion protein5D594-0000-075-666 |
|
20 |
常温 |
高感度免疫染色法 | 2700 N002 6 病理 |
5~8日 |
項目 コード |
検査項目 |
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50085 |
ALK融合タンパク 《高感度IHC法》ALK fusion protein5D594-0000-075-666 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
20 |
常温 |
高感度免疫染色法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
2700 N002 6 病理 |
5~8日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製/ALK融合タンパク
- 実施料:2700
- 診療報酬区分:N002 6
- 判断料区分:病理学的検査料
ALK融合タンパクは非小細胞肺癌患者に対して、ALK阻害剤の投与の適応を判断することを目的として当該薬剤の投与方針の決定までの間に1回を限度として算定できます。
チャート

参考文献
Takeuchi, K. et al.: Clin. Cancer Res. 15, (9), 3143, 2009.
竹内賢吾: 病理と臨床 28, (2), 139, 2010.
検査項目解説
臨床的意義
非小細胞肺癌患者に対して、分子標的薬選択を行うための補助検査である。
ALK融合遺伝子は、非小細胞肺癌の約5%にみられる変異である。
ALK融合遺伝子陽性の肺癌におけるコンパニオン診断薬として、クリゾチニブ、アレクチニブ、セリチニブが承認されており、これらを治療に用いることで、予後が改善される可能性がある。
IHC法は、腫瘍細胞の評価に確実性があるが、肺癌におけるALK融合遺伝子タンパクの発現は微量なため、高感度のIHC法を行う必要がある。非小細胞肺癌で遺伝子検査を行う際には、まずIHC法でのスクリーニングを行い、ALK陽性となった症例についてFISH法を実施することが推奨されている。一般的には、ALK陽性例において、FISH法と高感度IHC法の結果は、95%以上の高い相関率を示す。
本検査は、非小細胞肺癌患者に対して、分子標的薬選択を行うための補助検査である。
【陽性を示す疾患】
非小細胞肺癌
関連疾患
C34.9.26:非小細胞肺癌 → C30-C39:呼吸器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.