WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00080 |
血清アミラーゼ (AMY/S)amylase3B160-0000-023-271 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
酵素法 | U/L 40~122 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00080 |
血清アミラーゼ (AMY/S)amylase3B160-0000-023-271 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
酵素法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L 40~122 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/アミラーゼ
- 実施料:包括11
- 診療報酬区分:D007 1
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
チャート


参考文献
池田勝義, 他: 日臨検自動化会誌 27, 183, 2002.
検査項目解説
臨床的意義
膵臓や唾液腺より分泌される消化酵素。急性膵炎や耳下腺炎で上昇し、高値をみた時はアイソザイムにより由来臓器を推定する。
アミラーゼはデンプンを分解しグルコース、マルトースやオリゴ糖を生成する酵素に命名された総称であり、別名ジアスターゼとも呼ばれる。主に膵臓と唾液腺より分泌されるが、膵臓から最も多量に分泌されるので膵障害を調べるための代表的な検査となっている。
通常血清と尿の両方を測定する。両者ともに高値の場合は膵・唾液腺などに酵素逸脱を起こすような病変が存在することが推定される。これに対して、血中で高値であるのに尿中で低値の場合は、腎機能の低下、もしくは、マクロアミラーゼ血症のようにアミラーゼが免疫グロブリンなどと結合し、大分子化して尿中に排泄されない病態が考えられる。
また、ムンプスウイルス感染による流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や子宮外妊娠などでも高値を示す。
アミラーゼ値は膵炎の病態と必ずしも一致しない場合がある。これはアミラーゼ値が膵の外分泌細胞の量に依存しており、膵炎の病態が進行した結果、大規模な膵細胞の崩壊を来している場合には血中・尿中アミラーゼ値が上昇しないためである。
【高値を示す疾患】
- [血中]
- 腎障害
- [血中,尿中]
- 耳下腺炎,腸閉塞,肝障害,膵疾患,子宮外妊娠
【低値を示す疾患】
シェーグレン症候群
関連疾患
N28.9.5:腎障害 → N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
K11.2.9:耳下腺炎 → K00-K14:口腔・唾液腺・顎の疾患
K56.6:腸閉塞 → K55-K64:その他の腸疾患
K76.9.4:肝障害 → K70-K77:肝疾患
K86.9.2:膵疾患 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
O00:子宮外妊娠 → O00-O08:絨毛性疾患・子宮外妊娠
M35.0.1:シェーグレン症候群 → M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.