WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
『その他の腎・尿管の疾患』に関連する検査項目
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00080 |
血清アミラーゼ (AMY/S)amylase3B160 膵臓や唾液腺より分泌される消化酵素。急性膵炎や耳下腺炎で上昇し、高値をみた時はアイソザイムにより由来臓器を推定する。 |
遠心
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01 |
4週 冷蔵 |
酵素法 | U/L 40~122 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
00081 |
尿アミラーゼ (AMY/U)amylase3B160 膵臓や唾液腺より分泌される消化酵素。急性膵炎や耳下腺炎で上昇し、高値をみた時はアイソザイムにより由来臓器を推定する。 |
|
25 |
3日 冷蔵 |
酵素法 | U/L 65~840 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
27629 |
グアナーゼguanase3B125 肝疾患のスクリーニング検査。肝炎の急性増悪期でASTやALTに先立って上昇し、より高値を保つ。 |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
酵素法 | IU/L 0.4~1.1 |
35 D007 12 生Ⅰ |
4~5日 |
01549 |
リゾチーム (ムラミダーゼ) 〈血清〉lysozyme3B255 溶菌現象により生体防御に働く酵素。単球性白血病で血中、尿中に増加。 |
遠心
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01 ↓
02 |
4週 凍 |
比濁法 | μg/mL 4.2~11.5 |
3~6日 |
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01550 |
リゾチーム (ムラミダーゼ) 〈尿〉lysozyme3B255 溶菌現象により生体防御に働く酵素。単球性白血病で血中、尿中に増加。 |
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25 |
4週 凍 |
比濁法 | μg/mL 1.0 未満 |
3~6日 |
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02742 |
膵ホスホリパーゼA2 (膵PLA2)phospholipase A23B192 膵腺房細胞で産生される分泌型酵素。膵炎の診断および重症度の判定、経過観察に有用。 |
遠心
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01 ↓
02 |
12週 凍 |
RIA(ビーズ固相法) | ng/dL 130~400 |
204 D007 49 生Ⅰ |
2~5日 |
01526 |
推算GFRcreatestimated GFR based on creatinine腎糸球体機能を1回の採血で推計する検査。イヌリン・クリアランスとよく相関する。 |
計算法 | mL/min/1.73m2 |
1~2日 |
||||
09936 |
シスタチンCcystatinC3C016 腎糸球体濾過量(GFR)を反映する新しい血中指標。筋肉量の影響を受けないため性差が小さく、Ccrの推定に用いられる。 |
遠心
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01 |
1週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | mg/L M 0.61~1.00 |
115 D007 30 生Ⅰ |
1~2日 |
20035 |
推算GFRcysestimated GFR based on cystatinC腎糸球体機能を1回の採血で推計する検査。イヌリン・クリアランスとよく相関する。 |
計算法 | mL/min/1.73m2 |
1~2日 |
||||
27246 |
カルニチンcarnitines, fractionation3G055 細胞のエネルギー代謝に重要な役割を担っている水溶性アミンの一つ。カルニチン欠乏症の診断および補充療法の導入に関して検査される。 |
遠心
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01 |
冷蔵 |
酵素サイクリング法 | μmol/L 総カルニチン 45~91 |
95+95 D007 23 生Ⅰ |
2~3日 |
00047 |
ナトリウム (Na)sodium3H010 細胞外液中の陽イオンの主体。主要な浸透圧活性物質。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
電極法 | mEq/L 137~147 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
00049 |
クロール (Cl)chloride3H020 酸塩基平衡異常の診断に有用な検査。血中の代表的陰イオンでNaと共に測定し両者のバランスにより診断。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
電極法 | mEq/L 98~108 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
01610 |
ゲンタマイシンgentamicin3M606 代表的なアミノグリコシド系抗生物質。排泄は腎機能に依存し、血中濃度測定が重要。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EMIT | μg/mL グラム陰性菌感染症 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01611 |
トブラマイシンtobramycin3M602 緑膿菌、変形菌などに有効なアミノグリコシド系抗生物質。腎障害をきたすおそれがあり、血中濃度測定は有用。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
HEIA | μg/mL グラム陰性菌感染症 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
00368 |
メトトレキサートmethotrexate3M725 白血病、絨毛性疾患の治療に使われる葉酸代謝拮抗剤。著明な骨髄抑制と腎毒性があり血中濃度測定が重要。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
7日 冷蔵 |
EIA | μmol/L 中毒域(大量投与時) |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
04479 |
シクロスポリンciclosporin3M805 免疫抑制剤。臓器移植や自己免疫疾患に用いられる。経口投与時の血中濃度推移には個人差が大きいため、濃度測定を行う。 |
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指定容器
07 |
7日 冷蔵 |
ECLIA | ng/mL 経口 投与直前(トラフ) |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
05534 |
タクロリムスtacrolimus3M810 FK506とも呼ばれる免疫抑制剤。シクロスポリンより選択的にT細胞の活性化を抑える。主に肝・腎・骨髄の移植時で拒絶反応の抑制に有効。 |
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指定容器
07 |
7日 冷蔵 |
ECLIA | ng/mL 5~20 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
25787 |
エベロリムスeverolimus3M815 心・腎臓などの臓器移植に用いられる免疫抑制剤。抗癌剤として用いられる場合もある。 |
|
指定容器
07 |
7日 冷蔵 |
ECLIA | ng/mL 免疫抑制剤としてシクロスポリンと |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01838 |
β2マイクログロブリン 〈血清〉beta2-microglobulin5C065 糸球体濾過または尿細管再吸収機能の低下により、それぞれ血中・尿中で増加する低分子血漿蛋白。 |
遠心
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01 |
12週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | mg/L 0.9~1.9 |
101 D015 11 免疫 |
1~2日 |
01839 |
β2マイクログロブリン 〈尿〉beta2-microglobulin5C065 糸球体濾過または尿細管再吸収機能の低下により、それぞれ血中・尿中で増加する低分子血漿蛋白。 |
酸性蓄尿不可
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25 |
3週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/L 200 以下 |
101 D015 11 免疫 |
2~3日 |
04821 |
尿中トランスフェリンtransferrin5C060 アルブミンより荷電量が少ないため、より軽度な糸球体障害でも尿中に出現する。特に早期の糖尿病性腎症の検出に有用。 |
|
25 |
冷蔵凍結不可 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | mg/g・Cr 1.0 以下 |
101 D001 9 尿便 |
2~3日 |
26654 |
尿中L型脂肪酸結合蛋白 (L-FABP)liver type fatty acid-binding protein5C100 近位尿細管上皮細胞に発現し、細胞内で脂質輸送を担う蛋白質。腎障害の重症度を反映して尿中に排泄され、採尿時刻の影響を受けにくい。 |
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25 |
凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/g・Cr 8.4 以下 |
210 D001 19 尿便 |
2~3日 |
27030 |
尿中NGAL (好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン)neutrophil gelatinase-associated lipocalin5C230 急性腎障害(Acute Kidney Injury : AKI)の尿中バイオマーカー。 |
遠心
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25 |
冷蔵 |
CLIA | 30.5 以下 ng/mL |
210 D001 19 尿便 |
2~4日 |
00572 |
アンチトロンビン活性 (AT)antithrombin2B200 凝固亢進状態を把握する有用な検査。DICで著しく減少する。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
合成基質法 | % 81~123 |
70 D006 10 血液 |
2~3日 |
01131 |
フォン・ウィルブランド因子定量 (第Ⅷ因子様抗原)coagulation factor 8-related antigen2B450 止血機構および凝固亢進調節にかかわる高分子蛋白の定量測定。von Willebrand病では減少する。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | % 50~150 |
包括147 D006 21 血液 |
2~5日 |
04686 |
フォン・ウィルブランド因子活性 (リストセチンコファクター)von Willebrand factor2B480 凝固第Ⅷ因子のキャリアー蛋白。凝固および血小板機能調節にかかわり、von Willebrand病で低下、ネフローゼで活性が上昇する。 |
遠心
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15 ↓
02 |
2週 凍 |
固定血小板凝集法 | % 50~150 |
包括129 D006 16 血液 |
2~5日 |
00601 |
尿中一般物質定性半定量検査 蛋白定性protein, qualitative [urine]1A010 尿中の蛋白量を測定し、腎疾患の早期発見や治療効果をみる検査。 |
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25 66 |
冷蔵 冷蔵 |
試験紙法 | (-) |
1~2日 |
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00602 |
蛋白定量[尿検査]protein, quantitative [urine]1A015 尿中の蛋白量を測定し、腎疾患の早期発見や治療効果をみる検査。 |
または
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25
25 |
冷蔵
冷蔵 |
ピロガロールレッド法 | (蓄尿) |
7 D001 1 尿便 |
1~2日 |