WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26551

組織ポリペプチド抗原 (TPA)tissue polypeptide antigen

5D320-0000-023-051

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

U/L

75 未満

包括110

D009 5

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

26551

組織ポリペプチド抗原 (TPA)tissue polypeptide antigen

5D320-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/L

75 未満

包括110

D009 5

生Ⅱ

2~3日

備考

検体

  • 唾液による汚染で高値異常を示す場合がありますので、検体の取り扱いに十分ご注意ください。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

「腫瘍関連検査」分野共通の特記事項

  • [ご参考]「腫瘍関連検査に関する検体検査実施料 注釈」(チャート参照)、「検体検査実施料と悪性腫瘍特異物質治療管理料」(チャート参照)、「腫瘍部位とマーカーの有用性」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:腫瘍マーカー/組織ポリペプタイド抗原(TPA)
  • 実施料:包括110
  • 診療報酬区分:D009 5
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

検査項目解説

臨床的意義

臓器特異性は低く、さまざまな癌において高値となる。癌の増殖活性を反映するため、治療経過の把握に有用な指標。

 組織ポリペプチド抗原(TPA)は、1957年に報告された腫瘍関連抗原である。胎児・胎盤組織のような細胞増殖の活発な正常組織にもその存在が認められることから、細胞分裂過程に何らかの関与をしていると考えられている。

 実際、TPAの腫瘍細胞における産生が細胞周期のS後期からG2期に行なわれ、M期に細胞外に放出されることが明らかになっている。

 また、別の報告では、TPAと細胞骨格を構成するサイトケラチンとの間にアミノ酸配列の広範囲な相同性が見出されており、TPAがサイトケラチン前駆体あるいはその関連物質である可能性を示唆している。

 TPA産生量は癌の増殖活性に相関し、担癌患者では血中TPA値が臓器非特異的に上昇するため、その診断や治療経過の把握に有用な指標となる。なお、TPAは良性疾患にも高値例を認めるが、その上昇は悪性疾患とは異なって一過性であるとされている。

【高値を示す疾患】

大腸癌肺癌腎癌

関連疾患

C18.9.12:大腸癌 C15-C26:消化器腫瘍
C34.9.12:肺癌 C30-C39:呼吸器腫瘍
C64.5:腎癌 C64-C68:泌尿器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

フリーワード検索

複数ワードはスペース区切り:
ページトップへ

記載内容について