WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01141 |
プレアルブミンtransthyretin5C010-0000-023-061 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
TIA | mg/dL 22~40 |
104 D015 12 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01141 |
プレアルブミンtransthyretin5C010-0000-023-061 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
TIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
mg/dL 22~40 |
104 D015 12 免疫 |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/トランスサイレチン(プレアルブミン)
- 実施料:104
- 診療報酬区分:D015 12
- 判断料区分:免疫学的検査
参考文献
河合 忠, 他: 臨床病理 44, (5), 429, 1996.
検査項目解説
臨床的意義
肝臓の蛋白合成能を反映する蛋白。半減期が短いため栄養状態および肝の蛋白合成能把握に有用。
プレアルブミンは分子量約55,000のタンパクで、トランスサイレチンとも呼ばれている。免疫電気泳動を行なうとアルブミンより陽極側に泳動されるためプレアルブミンと呼ばれ、通常のセルロース・アセテート膜電気泳動ではアルブミン分画に含まれる。
血中濃度はアルブミンのおよそ1/200程度で肝細胞で合成される。
プレアルブミンの主な働きは、甲状腺ホルモンであるサイロキシン(T4)と結合しその輸送タンパクとなること(transthyretinと呼ばれるのはこのため)、さらにレチノール結合蛋白(RBP)と複合体を形成して、RBPが腎糸球体から濾過されるのを防ぐことなどである。
レチノール結合蛋白やプレアルブミンは半減期が短く代謝回転が速いのでrapid turnover protein(RTP)と呼ばれる。なかでもプレアルブミンは半減期が約48時間と特に短く、変動幅も大きいので術前、術後などの栄養状態の把握や、肝のタンパク合成能の把握に有用である。また、炎症性疾患では、CRPなどのような急性相反応物質は高値となるが、逆にプレアルブミンは低値になることが多い。
一般に乳児では低く、加齢に従って増加し、16歳くらいでほぼ成人値に達する。
【高値を示す疾患】
急性肝炎(回復期),甲状腺機能亢進症,ネフローゼ症候群
【低値を示す疾患】
栄養失調
関連疾患
B17.9.3:急性肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 → E00-E07:甲状腺疾患
N04.9.3:ネフローゼ症候群 → N00-N08:糸球体疾患
E46.1:栄養失調 → E40-E46:栄養失調
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.